春日市在住 Yさんの住まい
2匹の愛犬と3匹の愛猫、そしてファミリーが程よい距離感で過ごす平屋建て。ペットとの暮らしを大事にするYさんのこだわりとは。
完成まで約3年!
こだわりの条件を追求して
外壁はサイディングボードに、塗装職人が手作業で塗装を施した。マット系の黒い外観は、和を感じさせるモダンな仕上がりだ
子育て世代のベッドタウンにもなっている人気エリア・春日市に念願の平家を建てたYさん夫妻。職人の手によって塗られたというシックな外観は、格式と品の良さを感じさせ、住宅地の中でも一際目を引くかっこよさだ。家づくりを考え始めたのは、完成から約3年前のこと。当時住んでいた戸建て賃貸の隣で、新築の工事が始まり、「いつか自分たちも家を建てたいね」と具体的なイメージを膨らませるようになった。ただ、春日市で平家とドッグランと駐車場が設けられるぐらい広い土地という条件で探し始めたため、思った以上に難航。ただ、いくら見つからなくても条件を変えず、その間は約20社のオープンハウスや見学会に参加し、家づくりの知識を蓄えたそうだ。
玄関外の通路には、サードカフェのスタッフが猫の足跡を一つ一つ型押しした。動物好きのご夫妻の思いを細部のデザインにも反映させている
飽き性の猫を飽きさせないよう、キャットウォークは可動式に
犬と猫を多頭飼いしているYさん夫妻にとって、先に上げた条件を変えることができず、結果的に土地を手に入れるまでに2年の歳月がかかった。さらに、施工会社へ家づくりの相談に行くと「その要望を叶えるのは難しい」「金額的にも規格住宅しか…」と、断られることも多かったとか。奥さまは「2年間考える時間があったので、私たちの中では理想ができあがっていました。平家で犬と猫の部屋、シューズクローク、ドックバス、キャットウォークがあって、などなど。それを話しても、まず図面に起こしてくれる会社が少なかったのですが、サードカフェさんは、列挙した要望をすべて図面に落とし込んでくれていて、1回で理想的な形を提示してくれたんです。理想の家は3回建てないとできないと言いますが、それぐらいの労力をかけられたので、完成して、こうすればよかったが一切ないほど満足しています」。
玄関には、上着や家電も収納できる大容量のシューズクロークを設けた。玄関ホールも、自転車を置いても違和感がない広さをとっている
家の中心に位置するLDKは、ペットと家族が集う唯一の場。窓を開ければ、犬たちはデッキを通ってドッグランに出られるようになっている
LDKの天井は1mほど高くして、梁を見せる仕様。ただ、猫たちが行かないように、キャットウォークとは距離を離している
想いを形にする
サードカフェの家づくり
実際に夫妻から要望を聞いたサードカフェのスタッフも、あまり類を見ない要望の数々に、どうすれば実現できるか頭を抱えたそう。しかし「お客様のライフスタイルやご要望を隅々までヒアリングして、ピッタリの住まいを提案する」をモットーとしている限り、絶対にできないとは言いたくないと悩み抜いた。
犬と猫の部屋の壁紙は、鳥や草木が描かれた賑やかな壁紙で、楽しい雰囲気に。柱には爪とぎ用のロープを巻き付けるなど、犬猫を知り尽くした施主のアイデアが光る
犬と猫が一つの部屋でストレスなく暮らすための空間技。動物の特性を見事に生かしている
設計時に大事にしたのは、動線だ。前の家ではすべての部屋に犬と猫が出入りできていたため、ストック食材を勝手に食べられる問題が度々発生。新居ではペットが入れる場所、入れない場所をあらかじめ決め、その動線に応じた間取りを提案した。またLDKを囲むように、犬猫の部屋、寝室、子ども部屋、パントリーなどを配し、回遊できるように工夫。「まるで忍者屋敷のような間取りに、この形がいいよね、とすぐに夫婦で意見が一致しました。こっちから入ったのに、違う部屋から戻ってこられるのはとても便利ですし、ペットの動線も決めているので、ストレスのないほど良い距離感で生活できています」。
自宅で犬をトリミングするためのドッグバス。普段は洗面台として使用している
玄関先には、散歩から帰ってきてすぐ手が洗える手洗い場を
気になる犬猫部屋は、高いところが好きな猫を上段、犬を下段のスペースに分けることで限られたスペースでの共存を実現。キャットウォークやドッグランなど自由に走り回れる環境も用意し、室内外でもストレスなく過ごせるよう配慮している。
近年は作業スペースがたっぷり取れるシンクとコンロが前後に分かれている二列型のデュエスタイル(Ⅱ型キッチン)が人気。「GRAFTEKT」の落ち着いた色味のキッチンを選んだ
ご主人が壁紙を選んだトイレは、宇宙空間をイメージ
奥さまのトイレは、アジアンテイスト
LDKの壁には、猫の爪研ぎ防止のために、高さ約1mの配向性ストランドボードを白に塗って貼っている
性能面にもこだわった
春夏秋冬過ごしやすい家
「動物にも優しい家は、人間にも優しい家になるという思いがあったので、性能は割とペット目線で考えました」と話す通り、家は優しさが溢れている。老犬が歩きやすいようにと採用した無塗装の無垢板(パイン材)は、家族が裸足で歩いても心地よく、温かい雰囲気に。玄関先をスロープにしたのも、老犬のことを考えてのことだったが、将来自分たちが歳を重ねた時の安心材料にもなると感じている。
何より、一番快適さを感じているのが温かさだ。Yさんがもともと住んでいたのは、築50、60年の2階建て一軒家。「風が吹き込む家だったので、冬は家の中でもジャンバーを着ていないと寒くて耐えられませんでした」という生活が、信じられないほど一変した。
新しい家のLDKは、天井高3.5mと通常より約1m高い開放感のある設計だが、開閉式の天窓が換気口の役割を果たしているおかげで、エアコン1台でとても快適だ。夫婦は「施工途中に何度か現場を見せてもらって、その時々に出した要望にもノーと言わずに答えてもらえたことも嬉しかったですね。おかげでいい家になりました」と、大満足の家づくりを喜んでいた。
LDKの南側の壁一面に張り巡らされたキャットウォークは、猫たちの遊び場。高さを微調整すれば、物置にもなるので、所々にぬいぐるみなどを飾っている
寝室から子ども部屋へ繋がる通路には、夫妻共通の趣味である約900冊の漫画本を収納している。「ウォーリーを探せ」の壁紙に遊び心をプラスした
LDKの上部に設けた天窓は換気口としての役割も果たしている。この窓のおかげで日中は照明入らず
物件情報
会社情報
社名 | 3rd.Cafe LIVING STYLE |
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本社/支店所在地 | 福岡県春日市白水ヶ丘4-7アミティときわ1階 |
施工対応エリア | 福岡県全域、佐賀県の一部 |
こだわり | お客様のライフスタイルや要望を隅々までヒアリングしながら住まいを提案。気軽に入れるカフェで家づくりのご相談、情報収集を始めてみませんか? |
電話番号 | 050-7586-2556 |
ウェブサイトURL | https://www.thirdcafe.com/ |
ブログURL | https://www.thirdcafe.com/work/post-49/ |
https://www.facebook.com/3rd.cafe | |
https://www.instagram.com/3rd.cafe/?hl=ja | |
営業時間 | 平日・日曜日/祝日 11:00-22:00 (OS21:30)水曜日除く 水曜日 11:00-18:00(OS17:30) 金・土・祝前日 11:00-24:00(OS23:00) |
定休日 | 不定 |
保証体制 | 日本住宅保証検査機構(JIO) |
会社設立 | 平成25年5月 |
従業員数 | 20名(パート含む) |
許可・登録 | 福岡県知事許可(般-28)第109784号/一級建築士事務所登録/福岡県知事登録 第1-61320号 |