暮らしの真ん中・リビングで育む
穏やかな時間、幸せなつながり

福岡市在住　/　Yさんの住まい
 
私のリノベオーダー
● 家族が集う広々リビング
● 収納をまとめて動線を短く
● 室内窓のあるフリースペース
● キッチンから見えるファミリーカウンター
 
広々リビングに家族が憩う
マンションリノベ
 

　「家族が緩やかに集えるように、一番の希望はリビングを広く取った間取りでした」。

　5才と3才の２人の男の子がいるYさんご夫婦。子育て環境によさそうと、めぐり合ったのは緑に囲まれるように佇む築24年の閑静なマンション。

　「賃貸住まいから引っ越したいとは考えていたんですが、友人からタカノホームのことを聞いて、リノベーションセミナーに参加してみたんです。そうしたら、話も面白くて、新築と変わらないクオリティで叶う中古リノベってスゴい！って一気に惹き込まれました」と奥さま。

　選んだマンションは、2LDK・約80㎡と「以前の部屋より少し広くなったくらい」だという。物件が見つかってから、打ち合わせを行なう中で、見学会で観た『60㎡に暮らす5人家族の住まい』を参考にしていったそう。

　「そのご家族がコンパクトでも広く見えるデザインをうまく取り入れられていたので、不安なく相談しながら決めていけました」と話すように、リビング空間をメインにゆとりを設け、室内窓を取り入れた開放的なフリースペースがアクセントになったY邸は、快適そのもの。

　リビングに面した大きな窓からは木々の緑が映え、自然光が射し込む空間で兄弟が駆け回ったり、寝転がったりの姿も微笑ましい。オークの床材も足に心地よく、家中が優しさに包まれているような穏やかな時間が流れていた。
 
■Before

■After

 
既存を上手に活かしながら
住環境もコストも満足して
 
　「落ち着いて料理がしたい」との奥さまの希望で、キッチンはカウンターにもできる本棚で隠した設計に。クローゼットは2カ所に設け、キッチンや寝室につながるウォークインは、パントリーや衣服の収納用に。もう１つは自転車やバイクが趣味というご主人のものなどがすっきり収まるようにと、スマートな収納スタイルに。暮らし始めて約1年。動線が短くスムーズなため、家族の生活リズムが生まれて暮らしやすいそう。

　システムキッチンやトイレは既存をそのまま活かしているため、「思っていたよりも安価で希望のリノベーションが叶いました」と話す奥さま。ダイニングテーブルの近くにファミリーカウンターを設置したことで、互いが好きなことを楽しみながら一緒にいられる自由さもちょうどいい。家具や雑貨などが好きな奥さまの希望で、カウンターの上部に取り付けた飾り棚にはお気に入りの雑貨を置いて、Yさんらしいセンスもさりげなく。

「壁にブルーの差し色をアクセントで取り入れたり、手持ちの家具の雰囲気に合う内装や間取りにできるのもリノベーションならでは。賃貸だと難しいことが、ストレスなく叶いますよね。住宅系の仕事をしている父も満足していました」と話す。

　鳥の声で目覚める朝、丸いテーブルを囲んで家族と始める一日が前よりさらに愛おしい。「街の中心部で戸建ては難しいでしょうけれど、マンションで街に近いのに緑がいっぱいで静かな環境に恵まれたところが見つけられてよかった」と実感しているという。

　既存を上手に活かし、ご家族のライフスタイルに合った家づくり。賢い選択肢の1つとして参考にできそう。
 

子ども部屋として利用しているフリースペースは客間としても活用。開放感を生む窓と青いクロスで、空間を広くおしゃれに見せてく