行橋市在住／Yさんの住まい
 
もうじき5才になる男の子と3人暮らしのYさんご夫妻。
［サン建築工房］が推奨する太陽熱を利用した
全館空調OMXを取り入れた木の住まいで、
生活の質がグンと高まる、楽しい日々が始まった！
 

LDK はみんなが集まれるように、プロジェクターを設置したり、様々な可能性を考えて設計
 

決め手は「全館空調」で
快適さが違う〝木の家〞

　足元から趣を感じる洗い出しの玄関ポーチから扉を開けると、瞬間、漂う木のいい香り。正面に、息子さんが描いた絵画がシンボリックに迎えてくれる。内玄関から左手はリビング、右手はウォークスルークローゼットと洗面室、キッチンへとつながる回遊動線の快適な間取りがY邸の特徴になっている。　

　家族が集うメインの居場所は、あらわしを見せたダイナミックな吹き抜け空間に広がる明るいLDK。「ジャンプの練習ができるように最大限高く、開放感を出してもらったんです」と笑いながら話すご主人。聞けば、社会人リーグのバスケットプレイヤーというから納得。

　これまで賃貸アパートに暮らしていたご家族。お子さんの成長を考え、そろそろと家づくりを考え始めたとき、まず優先したのは「自由度の高さ」と「全館空調」だったという。

「杉や楠といった木のクラフトが好きなので、“木の家がいい”というのはほぼ決めていたんです。前の家では足先が冷えたりしていて、姉がサン建築工房さんで平屋を建てていたのでOMソーラーの心地よさを体験していたんですね。それで、全館空調も大きな要望の一つでした」と、奥さまが笑顔で決め手を語ってくれた。

個性と飽きのこない
デザインを大事に。

リビング階段に変更し、ゆったりと余裕が出たLDK。ウッドデッキにつながる掃き出し窓の上部に設置した間接照明で雰囲気をアップ
 

ベージュと木が調和する外壁と黒のサッシを組み合わせ、メリハリを効かせた外観。和室の地窓からシンボルツリーのアオダモなど緑も楽しめる

 

シューズクローク、クローゼットへの動線がスムーズ。ご主人が集めたバスケのコレクションも飾られている
 

シンプルな美しさと、間接照明やピクチャーレールなど、使い勝手にもこだわった内玄関
 
 

プロの視点ですべてが
より良い方向へ

 
　好きなもの、必要なものだけを見せて、あとは隠す収納でスッキリ。ご夫妻ともに嗜好が似ていたことから、スムーズに間取りやデザインなどを決めていけたという。ＬＤＫや水回りなどは二人でじっくり話し合いながら、奥さまはキッチンを中心に、リビング階段を取り入れた空間の広がりやキャットウォークの活用を、ご主人は間接照明の効果的な設置場所や、断熱材を厚めに入れ防音を効かせた趣味部屋を考案。2階の活用法についてもアイディアをかたちにしていった。「いろいろと『家づくりの本』を参考にさせていただいたんですよ。ヒアリングでつくってもらったファーストプランでは、リビングの外に階段があったんです。それをリビング階段に変えていただいたら、かえって空間が広くなりました。それに伴ってキッチンの向きが変わったくらいで、あとはプラン通り、順調に進みました」と振り返る。
 

家族の会話が弾む、
自然体の心地よさ。

 

正目のすっとした木目やグリーンのタイルが魅力的なオープンキッチン。食洗機なども導入し、共働きのご夫妻にとってベストな仕上がりに
 

 

使いやすいLDK は、お子さんも一緒にお味噌汁をつくったり、家族のコミュニケーションが深まる場所に
 

　吹き抜けの活用法については、窓の掃除ができるようキャットウォークを、そこに布団が干せるよう手すりをつけるなど、どの空間も最大限いかせるよう、綿密にイメージを高めていったそう。
「２階の使い方もセカンドリビング的に、災害時に集まれるようなイメージで、夫が全体を考えてくれました。情報を得られるようアンテナや充電などを備えた収納棚やカウンターを廊下に設置して、寝室には冷蔵庫を置けるように…万が一に備えて防災面も考えています」と奥さま。

　機能的な活用法とともに大事にしたのは一体感。リビングの珪藻土壁と組み合わせた明るい 木肌のあらわし天井や、吹き抜けの手すりなどのコーディネート、ダイニングとリビングを緩やかにゾーニングすることで、ご家族にとって程よい距離感の心地よい住空間が生まれた。「図面だと気づかなかったんですが、2階にいる時も、吹き抜けから階下にいる家族の様子が見渡せて、安心感が違うなって実感します」と奥さまが嬉しそうに話す。

　ご主人も続けて、「担当の方がこういうイメージで、こういう色味でというふうに提案していただいた中で、最初、私たちとしてはこっちの方がいいなというところもあったんです。けれど、最終的に一周回ると、サン建築工房さんの意見がよかったよねと落ち着くんです。毎回、毎回私たちの希望を踏まえて、ちょうどいいところに収めてくださって、右肩上がりで家づくりを楽しんでいけました」と、力強く頷く様子から感謝の思いが伝わってきた。
 

家中どこも、希望が叶えられた満足感。

ダイナミックな抜け感が特徴のリビングに隣接する和室も家族のお気に入り。「ゴロンとできて、眠りが深くなります」
 

ファミリークローゼットから洗面室、バスルームへと続くから、帰宅後の着替えや洗濯もラクラ
 

障子で仕切ることもできる和室には、収納棚や床の間を設置。どの空間にもOMX の空気孔があり、快適な温度を保ってくれる
 

1 階のトイレは、一面のみカラークロスを取り入れた、タイル仕立てがおしゃれ
 

暑い・寒いからの解放で
生活の質が高まる毎日

 
　工事中は、日に日に出来上がっていく造作や建具の職人技を見て、感心していたというご夫妻。5月半ばに入居して間もないものの、住み心地について実感することが多々あるという。

「軽くて便利な吊り扉、組み木のような階段のカーブ部分のはめ込みの美しさや上り下りがラクな造りだったり、住み始めてから気づくところがたくさんあって」と奥さまが喜びの表情を見せる。

　全館空調のOMXの効果も徐々に実感しているそう。

「湿気の多い暑い日でも、家に帰ったらひんやり涼しいんです。こんなふうに冬場は暖かく快適に過ごせると思うんですよ。お湯取りもできて、光熱費を気にせず季節を過ごしていくのが楽しみです」。

　朝起きて、自然光が降り注ぐＬＤＫで過ごすのは最高の気分。広く取ったウッドデッキも、家族のお気に入りになっている。

「リビングでラジオ体操をしたり、デッキではアウトドア気分で朝ごはんを食べたり、キッチンが広くなったので息子も喜んでお手伝いしてくれます。賃貸アパートでは叶わなかった分、行動がダイナミックになりました。デッキにはコンセントを付けてもらったので、これからＢＢＱとかみんなで楽しんでいきたいです」。

どこにいても、
家族の声や気配があったかい。

 

1階と2 階を心地よくつなぐ吹き抜け空間。リビング扉や2 階手すりの縦の木目ラインが高さと開放感を出し、洗練度を高めている
 

2 階に取り付けたカウンターと収納棚。いざという時にセカンドリビング的な使い方を想定し、みんなが集えるスペースを実現
 

防音効果の高い2 階の趣味部屋では、ヨガやギター、映画上映など、各々が好きな時間を過ごせる
 

自由にのびのび使える子ども部屋
 
　施主の要望を受けとめ、フルオーダーでかたちにしていくことが［サン建築工房］のモットー。プロとしての魅力は何か伺ってみた。

「メーカーを検討して、まだ探っている状況の頃、いろんなところで話を伺ったんですね。それで解ったのが、例えば10注文したら基本的には大体通っても５か６ぐらいだったんです。でも、どうしても私たちにとって割り切れない大事なところがあって。その譲れない部分をサン建築工房さんは上手に受け入れてくださって、ときには僕らが思ってもいない、それ以上のかたちで返してもらえました。メリットをたくさん感じることができた家づくりです！」とご主人は力強く話してくれた。

　技術だけでなく、家づくりの中心に、“思いやり”がある。いい家ができる条件に欠かせないことを改めて教えてくれたY邸だった。
 

毎日が「楽しい」
「快適」の連続！