ミセスリフォームスタイルがつくった
福岡市在住／Nさんの住まい

【第７回トクラス選手権】〈エリア賞/九州エリア〉〈HOUZZ賞〉受賞作品

洋と和、木とタイルなど、様々なテイスト・素材を
バランスよく配置し、空間を緩やかにセパレート。
思わず巣篭もりしたくなるリラックス空間へ。

リビングのテレビ裏は、大工と左官のコラボによる“木のタイル貼り”に。「種類があって迷いましたが、あえてラフなタイルを選びました」

リノベの豊富な経験を
存分に活かして

細部にまでこだわりが行き届いたNさんの家。さぞ長年、リノベーションを計画していたのかと思いきや…。「それが、家を持つなんて考えていなかったんです」と言うから驚きだ。「近くに住んでいて、オープンハウスのお知らせをいただき軽い気持ちで見学に来たら、この窓のデザインとテラスが目に入って。実はここ、１階なのですが、高台にあるので遮るものが何もないんです。駅から遠い物件でしたがもともと近所ですし、何よりふたりの間でここに暮らすイメージが一気に広がって購入することになりました」。

「全てフローリングにすると間延びしそうだと思い、和のスペースはあえて残しました」と奥さま。床を１段上げ、天井を下げるなどのアレンジを加えてギャラリーの様な空間へ。天井にはウエスタンレッドシダーを継ぎ目なく貼り、美しく仕上げた。

リビングの床はチェリー材。暮らし始めて約半年、少しずつ色が重なって、味わい深くなってきたそう。タイル張りのダイニングとの境目を斜めのラインで引くことで、空間にもより一層の広がりが生まれている。

ライフスタイルに合わせて
空間を全体的にアップデート

リノベーションのパートナー探しは雑誌を参考に。好みのテイストをわかってくれそうなところ、事務所が近くてアフターフォローも安心して任せられるところとして［ミセスリフォームスタイル］を訪れた。
打ち合わせには、雑誌やインターネットで気になる雰囲気やパーツ、素材などを集めて臨み、スムーズに進行。「でもテレビの裏の壁など、何度も悩んで相談に乗っていただいたり、和室に段差を付けて照明を仕込む、というアイデは打合せを進めていく中で生まれました。洗面所へのルーバー扉や、各個室の扉に付け直したハンドルなど、細かなパーツについても丁寧に応じていただいて、やはり手掛けた件数の多いところにお願いして良かったと思いました」。
旧居から移ってきた家具や雑貨たちも新しい居場所を得て、心地良さそうに収まっていた。

システムキッチンにモルタルのカウンターを設置。ダイニング側から見て少し表情が出るように、内側を窪ませたのはご主人の案。タイルの壁面はずっと憧れていたスタイルだ

私のリノベオーダー

玄関〜キッチンまでを
全てタイル貼りに

玄関を入ってからダイニング、キッチン、洗面所までは、床を同じタイルで仕上げています。その分、リビングの木、和室の畳といったリラックス空間のムードが引き立ちました。

リノベーションを選んだのは？

そこまで古い物件ではありませんでしたが、好みのイメージに変更したいと思いました。間取りはほとんど変えず、床や壁を一新。価格も予想より随分抑えることができました。

以前のキッチンは上部に収納があり、ダイニングと分断されていた。和室にあった押し入れは閉じ、逆側のウォークインクローゼットを広くした

洗面台のレイアウトはそのままに、新しく造作。室内には洗濯物を一時的に干せるポールも取り付けた。

洗面台脇のニッチは、電動歯ブラシの高さに合わせて床板をくり抜いてもらった

ベッドルームは床を全面カーペット敷きに。壁はブルーグレーのクロスを貼り、落ち着いて休める空間づくりを意識した。