外観からは思いもよらぬ、開放感たっぷりの室内。築32年の2階建てが大変身を遂げたここは、[リノベ不動産DNAすたいる]の棟梁として、数々の家のリノベーションを手がけてきたTさんの自宅。これまで施工はもちろん、お客様の物件探しにも同行し、ベースとなる家の査定も担当していたTさん。この家も、そんな中で見つけ出した“逸材”だった。「前のオーナーさんがとても丁寧に住まれていた家で、二重壁やソーラーパネル、床下換気の設置、シロアリ対策といったハード面も大充実。これは、リノベーションのベースとしてすごくいい物件だと感じました。ところがご案内したお客様は購入を見送りに。ならば自分がと手を挙げたんです」。

「さて、どんな家に仕上げよう。自身の中でも様々な案を考える中、スタッフも様々なアイデアをくれたんです」と、Tさん。「スキップフロアも、皆で話していた時に、『こういう空間があるのもいいよね』と挙がった案のひとつでした」。

スキップフロアという“柱”が決まると、後は“より住み心地良い空間”をゴールに据えて前進。玄関を入って直ぐの位置にあった階段は室内へ、キッチンは室内全体が見渡せるように90度方向転換…。もちろんＴさん自らが棟梁として施工も行ない、家を購入してからなんと4カ月で新居が完成！

「子育てがスタートしたタイミングで家が完成して、すごく嬉しいです」と奥さま。二重壁に断熱材をさらに加えた家は、隅々まで暖かく、一人息子のSくんものびのび。お風呂や洗面所へもLDKから直接アクセスできるので、家事の負担もグッと減ったそう。

完成見学会でも大好評。さすが、造る人が本気を出すと、強い！