輸入住宅の多彩なデザインと
せかさない対応が決め手

白亜の外壁にブルーの屋根瓦、そして洋館をより魅力的に見せる塔屋。塔屋の屋根瓦だけ暖色を取り入れた、洒脱な印象のＫ邸は、5代続く奥さまのご実家の日本家屋を建て替えたという。

「築80年になる家屋でしたからシロアリもすごくて、建て替えようということになったんです。手始めに、大手の展示場を回ってみたんですが、営業の方のプッシュがすごくて」と奥さま。ご主人も続けて「私たちはオーストラリアで出会ったこともあり、輸入住宅を見てみようということになって、ブルースホームへ行ってみたところ、施工事例のデザインや雰囲気も気に入ったんです」と話す。「担当者の方から催促もなく、あぁ私たちの気持ちを優先してくれるんだな、ここなら希望を叶えてくれそう」と確信したという。

音楽とともにある日常
ヌックのある優雅な集いの間

「外観はギリシャのサントリーニ島のような雰囲気にしたかったんです」と笑顔で話すのはご主人。室内へと案内してもらうと、真っ先に目に飛び込んでくるのは塔屋部分のヌックに置かれたグランドピアノ。実家で眠っていたピアノは、音大出身のご主人の演奏によって目を覚まし、ＬＤＫはモダンなリビング階段のデザインも伴って、まるで映画の中の世界のよう。

間取りは、全体像からイメージを固め、スペースごとの希望、壁紙やタイルなどの細かな部分と詰めていったのだそう。「実家ですから、陽当たりの良し悪しや夏の西日などはあらかじめ理解していて、間取りに活かしました。当初はヌックを造らない予定だったんですね。でも、ピアノを置いたらさすがに圧迫感が気になるだろうということで、最初のプランから7、8回くらい細かな部分で間取りを変更していただきました」

ヌックを設けたことで生まれた優雅さとゆとり。オープンスタイルを予定していたキッチンもアーチ壁を採用し、小粋なデザインが随所に光る邸宅に仕上がった。

慎重派のご主人も納得
動線や機能性も重視して

機能性の面でもこだわりが見られるＫ邸。きれい好きなご主人は、掃除しやすいかどうかで家の素材や色調、水まわりの設備などを厳選。洗面所はキッチンと玄関から行き来できるように動線を短く、1階トイレはゲストが化粧直しできる造りに。場所ごとに家族や使う人への配慮が行き届いている。

「2階は、階段部分に手の届かない窓があったので、掃除ができるように寝室から内窓を付けてもらいました」と隅々まで、〝こう暮らしたい〟を意識してかたちに。

また、［ブルースホーム］では北海道基準をクリアする気密・ 断熱性が標準基準だから、ピアノの音漏れも安心。当初、床暖房も希望していたご主人。担当者からは「必要ないですよ」と言われたものの、家づくりＯＢの見学会で聞き取りをしてＷチェックして納得。実際、今冬もガスヒーターとエアコンを使い分け、2階はデロンギヒーターだけで過ごせたと、快適な住み心地を実感したのだそう。

家を建てている間も
細かく完成見学会をチェック

週末は家族の大切な時間。お子さんたちは大好きなディズニーのドレスを着ておめかししたり、ご主人のピアノ演奏とともに音楽と笑い声があふれる生活が愛おしい。「家が完成した時には、子どもたちや友人は、〝シンデレラ城みたい！〟って。ご近所さんで実家時代を知る方々は、子どもたちに優しく声かけしてくれたり、地域の方にも自然体で受け入れてもらえて嬉しいです」これからは庭で家庭菜園を始めたいと奥さまがにこやかに話す。

最後に満足度ほぼ100％という家づくりのアドバイスを伺うと…「打ち合わせ、工事中、完成間近といったステージごとに完成見学会を観に行ったんですよ。その都度、いいなと思ったデザインなどを反映してもらいました。ブルースホームさんのセンスとここまで対応してくださった真摯なお仕事ぶりに、本当に感謝しています。唯一、ベッドを搬入することを想定して、サイズと階段の幅を測っておいてください（笑）」。