近年は断熱を施した、健康的で光熱費がかからないエコな住宅が注目されているが、
2022年は、さらに「いい空気」で暮らせる家が注目を集めそう。その最先端をいく、[はぴりの]のモデルハウスに潜入！

福岡市中央区笹丘の6階建集合住宅は築41年。築年数が経過している家でも断熱性能が良くなることに驚くはず

今回、[はぴりの]がチャレンジしたのは、築41年の集合住宅。外部に面している壁に断熱改修を施し、ペアガラスの内窓を設置することで、世界で最も厳しい「HEAT20 G3」という断熱評価基準をクリア。これは、国内の高断熱基準として有名な「ZEH」をはるかに上回る数値。

従来の窓の内側に、2重構造になっているペアガラスを設置。外壁と接した面もしっかり断熱し、Ua値0.238を実現している

ちなみにリノベーション前は、国内の現行基準とほぼ同等の断熱性能だったので、一般的な住宅でも高度な改修を施せば、ここまで高断熱にできるということでもある。さらに、熱交換機能を搭載したパナソニックの『気調システム』を導入したことにより、年間約8万円もの光熱費ダウンを実現。カーボンニュートラルな社会の実現に、大きく貢献できるという嬉しい付加価値まで付いた。

【before】

【after】

下足入れを撤去し、新たに飾り棚にもなる造作のカウンターを設置。玄関ホールから室内へと絨毯が続いているのも、ホテルライクな雰囲気で素敵

玄関、寝室、脱衣所など4箇所にニオイを軽減する『エアイー』を設置。音が静かでメンテナンスいらずの優秀さ

また、今回はコロナ禍で話題の“空気”にも注目した。定期的な換気が推奨される昨今だが、寒さや暑さに加え、PM2.5や花粉、黄砂が気になるところ。それを解決したのがパナソニックの最新技術だ。24時間、自動的に喚起してくれるシステムの導入で、家中の有害物質とハウスダストなどのアレルギー物質を除去してくれる。アレルゲンに悩み、家に何台も空気清浄機を置いていた人も、このシステムで生活が一変するかもしれない。

【before】

【after】

リビングだった場所をダイニングキッチンへと変更。同時に隣り合っていた洋室と押し入れの壁を取り払い、LDKは壁のないオープンな空間に

給気と排気を行いながら、高性能フィルターで空気の汚れを浄化する『エアテクト』は、室内の冷気、暖気を逃さない熱交換気システムも搭載

自分の家が一番いい空気で、住み良い。そんな暮らしのヒントを、モデルハウスで探しに行こう。

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