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ピンクとグレーが演出する大人の非日常|blanc(福岡市中央区)

blanc
ブラン
(福岡市中央区)
 

スモーキーなトーンの中にピンクをうまく効かせた空間
 

あなただけのひとときをお好きにどうぞ

 
 浄水通りにあるパティスリー&カフェ『blanc(ブラン)』。店名は、フランス語で「白」を意味し、訪れる人が何にもとらわれず好きなものを自由に選んでもらいたいという思いを込めて名付けた。品の良い浄水エリアらしさを纏いながら、訪れる人のセルフイメージや気分が上がる、身を置きたくなるような空間。アフタヌーンティー発祥のイギリスで真っ先に名前が上がるロンドンにある『SKETCH(スケッチ)』からインスピレーションを受けた。ピンクを基調とした非日常的な空間が人気のレストランだ。ピンクは可愛らしく、日常では選びにくいけれど、だからこそ非日常を演出できる。

『blanc』でも、ピンクをうまく踏襲しながら、特別感のある場所を目指した。

 どれから食べるか選ぶ楽しさがあるアフタヌーンティーのように、そのプロセスを空間にも持たせている。マーブル柄のテーブルは、オーダーメイドで一脚ごとに柄や形、脚のデザインが異なる。チェアは、ボリューミーでガーリーなものを選び、こちらもやはり席によって色や形が様々。座る席を選ぶところから楽しんでもらい、いつの間にか異世界に没入したような感覚を味わえる。

 また、こだわりのスイーツを多くの人に知ってもらうため、SNS発信のしやすさも考慮した。スイーツがより美しく見えるための空間や背景を緻密に考えた。壁は、メインに磁器タイルを、壁上部から天井は塗装、いずれもスモーキーなトーンで合わせ、 色を大きく切り替えることで相互が映えるように。さらに、 床の黒塗装で全体を引き締めている。 黒はベタ塗りだと強い印象を与えてしまうため、 透け感のある塗料を採用。直線的で幾何学的な背景を作ることによって、有機的なテーブルの柄や特徴的なフォルムのチェア、そこに置かれるデザートが際立つことを狙った。壁のメインに使用したタイルの目地によるパースがかった空間やエリアごとに色の変化を加えることで、奥行き感が生まれ、先にある空間への楽しみを持たせてくれる。照明も、距離や席の可変性を意識してレイアウト。店内の明るさが担保された昼には存在感のあるシルエットやビジュアルとなっており、且つ夜はランタンに照らされるような柔らかい雰囲気を演出してくれるデザインのものを選んだ。

 どこを切り取っても絵になる非日常空間で、贅沢なスイーツ体験を提供してくれる『blanc』。特別な日や自分へのご褒美に足を運んでみてはいかが?
 

世界に一つしかないテーブル。マーブル柄をスイーツの背景に、ここでしか撮れない1枚を写真に収めることができる
 

ピンクのタイルと白の目地がガーリーなディスプレイ棚。これまで作ったオーダーメイドのケーキの写真やお菓子の本が並ぶ
 

ある一定の距離でないとピントが合わないAICON(アイコン)氏のアート。背景に写り込んでもスイーツの邪魔をせず、引き立ててくれる
 

有田焼のシンプルな器。種類豊富な器の中からメニューに合わせてセレクト
 
 
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blanc
ブラン
(福岡市中央区)
 
福岡市中央区浄水通3-3浄水フラッツ101
092-791-4748
10:00~22:00
定休日:水曜
Instagram: @blanc_fukuoka_

 

 
※2024年9月30日発売「ふくおか・さが 家づくりの本 秋号(no.65)」掲載分より転用しております。