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女の子の憧れが散りばめられた異世界へ|KITTO(福岡市博多区)

KITTO
キット
(福岡市博多区)
 

女の子が子どもの頃に憧れたような家をイメージした空間
 
 

女の子の憧れが散りばめられた異世界へ

 
 真っ赤な扉が目印の『KITTO(キット)』は、『株式会社AIMAI』が運営する4店舗目のカフェだ。ユニークなコンセプトのカフェを次々と展開している同社だが、毎回、コンセプトが決まったあとに、それに適した物件を選ぶという手法は変わらない。『KITTO』は、アンティークなインテリアと、リボンなどのトレンドを掛け合わせ、古き良き時代と現代が交錯する非現実的な空間。窓のない物件を選び、外の光をシャットダウンすることで、店内の明るさを抑えている。店内に入るとすぐには席が見えず、段差を降りて初めて、ドレスやシャンデリアなど、女の子の憧れが詰まったインテリアがディスプレイされた空間が広がり、「わっ!」と驚かされる。ここにいる間はまるで夢の中にいるかのような感覚を味わえる。帰りに扉を開けて外に出ると、周囲が非常に明るく感じ、現実世界に戻ったような気持ちに。

 メインターゲットは20代の女性で、ドリンクやスイーツを楽しむだけでなく、空間を体験しに訪れる人が多い。多くの人が写真を撮ってSNSにアップすることも楽しみにしているため、どの席でも撮影しやすいようにインテリアが配置されている。各テーブルには照明が設置されており、スイーツの写真も撮りやすい。照明は、それぞれ最も小さな明るさに設定され、雰囲気を演出している。

 椅子やテーブル、照明などのインテリアは全てアンティークショップで調達。いくつものショップを巡って、若い女性に喜ばれるような魅力的なデザインのアイテムを厳選した。

 床や壁、天井はあえて手を加えず元の状態を保っているが、一部の壁は、元々暗い色の木材であったものをスタッフで白く塗り替え、アンティーク家具が引き立つような雰囲気を演出した。また、入口の扉を含む扉は全て赤で統一し、廊下にはレッドカーペットを敷くことで異世界感を醸し出している。落ち着いた茶色や白のインテリアの中に、赤がアクセントとして映える。

 内装は常に同じではなく、年に約4回変更することを心がけている。空間デザインは全てスタッフが考案しており、アルバイトのスタッフも自らアイデアを出し、ポスターを貼ったり新しいディスプレイを作成したりする。訪れるたびに内装が変わるので、何度でもこの世界に迷い込みたくなるだろう。
 

1番人気があるウェディングドレスの席。マネキンに布を巻いて手作りしたドレスや華やかなシャンデリアに目を奪われる
 

カフェのコンセプトに合わせた服装で訪れる人もいるため、フォトスペースを設けて、全身を撮影できるよう工夫した
 

写真が撮りやすいよう、横長の鏡やドレッサーなど、あちこちに様々な形や大きさの鏡が設けられている
 

ヴィンテージの服や小物、アクセサリーなどをディスプレイして雰囲気を演出
 

入口の真っ赤な扉。店内にも同じ赤い扉があり、落ち着いた空間にパッと映える
 


オーストラリアを代表する紅茶専門店『T2(ティーツー)』のポット。和紅茶を注文すると好きなポットを選ぶことができる
 

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ホワイトティラミス
700円
 

 
真っ白なティラミスにろうそくを立てた1番人気のスイーツ。ゆらゆらと揺れるろうそくの火を動画や写真に収めて欲しい。火を消すときに願い事をすれば、きっと叶うはず
 
 
KITTO
キット
(福岡市博多区)
 
福岡市博多区博多駅前4-33-11-101
13:00~23:00
定休日:なし
Instagram: @kitto.hakata

 

 
※2024年9月30日発売「ふくおか・さが 家づくりの本 秋号(no.65)」掲載分より転用しております。