好きなヒト、モノ、コトが心を豊かにする
自然体でアウトドアを楽しむ暮らし
趣味で、どっぷりとアウトドアを楽しみ
日々の暮らしの中でも自然と遊んでもらう。
お気に入りのギアに囲まれた中川さん宅を訪問
DURAM FACTORY
中川粋志さん
「革製品もキャンプギアも、共通するのは“愛すべき相棒”であること」
まさに、“アウトドアと寄り添う日常”。趣味として、そして、いつもの暮らしの中にも当たり前にあるものとして、アウトドアを自然体で楽しんでいるのは中川粋志さん。家業は、糸島市で有名な革製品工房『DURAM FACTORY』。約4年前、家族がより豊かに過ごせる環境を求め、同糸島市内の閑静な住宅地に家を建てた。コナラの木に囲まれた木造2階建てのナチュラルなお宅。庭も広く、自身の“好き”を詰めた、大きなコンテナも置いてある。粋志さんはここで奥さま、子どもたちと語らいながら薪を割り、芝生にお気に入りのキャンプギアを並べて、次の山登り、トレイルの計画を練る。「僕が本格的にアウトドアに目覚めたのは、長く過ごした大阪から家業を手伝おうと福岡に戻ってから。最初は、少し太ってきたんで走ろうかな、と軽い気持ちでランニングを始めて、身近にある可也山を通じて山登りも大好きになりました。“ランニング”“山登り”が出合ったら、次は“トレイル”ってのが自然な流れ。それらを最大限に楽しむため、ギアを少しずつ買い揃えていった感じですね」と粋志さん。年々、自身のアウトドア熱は高まっていき、先日長野県で行なわれたアドベンチャーレース「OMM JAPAN」にも参加した。
『DURAM FACTORY』の革製品にも通じるところであるが、粋志さんが選ぶアウトドアのギアやウェアはよりシンプルで機能的なもの。「どの趣味もそうかもしれませんが、極めていくとやっぱり“とことん無駄を削ぎ落とした、ど・シンプルな道具やスタイル”に行きつきますよね。ソロでハンモック泊の軽装備で、静かにバードウッチングを楽しむ。今の僕にはこれが最高の贅沢です」。粋志さんは『DURAM FACTORY SHOP itoshima』の一角にあるアウトドアショップ『mujina shouten』も経営。より手軽な“ULキャンプ”用品など、粋志さんのフィルターを通したシンプルで機能的、かつ、かっこいい!商品がそろっている。
「薪割りは手間はかかるけど、リラックスできる貴重な時間。割り方も少し上手になってきたかな」ノルウェーのナタを愛用
粋志さんお気に入りのアウトドアギア。「1泊ハンモック泊の装備です」
必要最低限の
選ばれしギアで山に入る
お気に入りのギアをザックに詰め、ふらりと山に入る至福の時間。「いろいろな山遊びを経験しましたが、最近はバードウッチングの楽しみを再確認しました。当然騒いだら野鳥が逃げてしまうので、ただ静かに自然と一体化。この時間がたまらないですね」と粋志さん。