福岡市南区在住 Yさんの住まい
吹き抜けと掃き出し窓のある明るいダイニングと、天井が低くてお籠感も味わえるリビングは好対照。陰影のある空間が家族に安らぎをもたらしています。
「天然乾燥木材なら安心」
林業に精通した父も認めた品質
外構の植栽は「雑木林」をイメージしてミツバツツジやヤマコウバシなど日本の木を集めた
奥さまが天然木で家を建てたいと思うようになった背景には、自治体で林業に関わる仕事をしたお父様の影響が多分にある。「実家は木をふんだんに使って建てた家でした。だから、いくら耐震や断熱にこだわっていると言われても、肌に触れる壁や床に新建材を使うハウスメーカーを選ぶことには抵抗があって。子どもにアレルギーがあったことも、自然素材にこだわった理由の一つです。その点、エコワークスさんは、九州産の木材を天然乾燥させたものを使っています。熊本への産地見学ツアーで見たことを木に詳しい父に話したら“そういう木を使っているなら安心だ”と言われたことが決め手になりました」。
ダイニングは掃き出し窓と2階までの吹き抜けがあり開放感たっぷり。吹き抜けを介してエアコンの冷暖房が家中に行き渡り、高い断熱・機密性能も相まって全館冷暖房を可能にしている
1階の寝室からウォークスルークローゼットを通って洗面所につながる動線。洗面台の足元には2匹の愛猫の水飲み場とトイレもある
「子どもが巣立った後は1階だけで生活ができるように」と、平屋暮らしをイメージしながら設計をスタート。1階に広いLDKと寝室から水回りにつながる動線の間にウォークスルークローゼットを配置することにした。「以前の住まいはマンションで隣家の視線を気にせずに生活できたのは良かったけれど、照明を点けると、部屋全体が一様に明るくなってしまうのが難点。静かにくつろげる、明るさの落ち込みがある“死角”のような場所も欲しかった」とご主人。その要望を叶えるべく、リビングは腰窓にして天井を低くしたことで、陰影のコントラストが生まれ、隠れ家的な空間に仕上がった。
玄関土間は両サイドに収納を確保。「コートやバッグの置き場ができて、リビングが散らからなくなりました」。
吹き抜けがあっても冬は暖かく、夏は涼しく過ごせる家「体への負担が少ないと感じます」。
高低差を活かす空間設計と
便利な家事動線がうれしい
土地がコンパクトであるため、完成するまでは「狭いのではないかと心配していた」とYさん。しかし、ダイニングには吹き抜けもあって、2階の大きな窓からたくさんの太陽の光が降り注いで開放感たっぷり。天井の低いリビングから天井の高いダイニングに移動すると、高低差で視覚的にも体感的にも広がりを感じられる。「思っていた以上に空間の奥行を感じられますし、梁を現しにした空間も気に入っています。庭の木は植えたばかりでまだまだ小さいですが、これからの窓辺の変化も楽しみです」と、満足の様子。
天井の高低差があることで、空間に立体感や奥行きを感じられる。キッチンのパントリーや階段下収納など、小さな収納を複数設けて片付けやすさにも配慮。ダイニングの頭上に横たわる梁には幅広の板を取り付けてキャットウォークをつくった
キッチンの背面収納は杉の無垢材を使った[エコワークス]のオリジナル造作
キッチン裏の個室は将来的に夫婦の寝室として使う予定。窓辺にはキャットウォーク用に幅広な板を設置
奥さまのお気に入りは、家事動線と家の随所にある収納「キッチンのそばに洗面台とランドリー、バスルームがあるので家事がしやすくなりました。収納をいろんな場所にちょこちょことつくってもらえたのも便利です。打ち合わせの時に“使いたいものと使いたい場所と、どれくらいの量があるかをお知らせください”と言われたので、設計さんにお伝えしたんです。空間をできるだけ有効活用しようと考えてくださったおかげで、廊下や階段下、リビングやキッチンなど、それぞれの場所に少しずつ収納があるので、さっと片づけられるんです。おかげで“一旦、そこに置いておこう”がなくなって、部屋が散らからなくなり、ストレスがなくなりました」。
エアコン一台で全館暖房
木の良さ、性能の良さを実感
「戸建ては寒いのではないか」という不安も、床下エアコンによる全館暖房のおかげで杞憂に終わった。「床下にエアコンで暖かい空気を送り込むというシンプルな仕組みに驚きましたが、これで玄関の土間まで家全体が暖まるんです。おかげで冬の朝が嫌ではなくなりました。夏は2階のエアコンをつけてファンを回すだけで、家中が涼しくなります。断熱気密もしっかりしているようで、広い空間でもエアコンが良く効くので快適です」。
「夜は落ち着いた照明の空間でくつろぎたい」というYさんの要望を反映。開放感あふれるダイニングとはうってかわってリビングには静謐さが漂う
2階には2つの個室と納戸、オープンに使えるフリースペースを配置。フリースペースは今はYさんが仕事場として使用中
取材日はまだまだ寒さが残る3月上旬だったが、家族3人が裸足で過ごすさまを見て、その性能に納得した。「1階の床は杉の浮造りで、足の裏に感じる凹凸が心地よいし、2階のヒノキの床もつるつるとしていて気持ちがいい。それに、木の調湿効果のおかげでしょうか。雨の日でも湿度を感じないし、冬の結露とも無縁になりました。無垢の木、珪藻土の塗り壁や和紙の壁紙などの自然素材が住み心地の良さをつくってくれているんだと感じています」。
傾斜屋根を生かした2階の個室は将来的には子ども部屋になる予定。今は寝室として使用中
カーテンは使わず、ハニカムブラインド+障子の和モダンスタイルに統一
物件情報
会社情報
社名 | エコワークス株式会社 |
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本社/支店所在地 | 福岡県福岡市博多区竹丘町1-5-38 |
支店情報 | (熊本オフィス)熊本県熊本市南区馬渡2-3-25 |
電話番号 | 092-404-9200 |
FAX番号 | 092-404-9201 |
ウェブサイトURL | https://www.eco-works.jp/ |
https://www.facebook.com/ecoworks.jp | |
https://www.instagram.com/ecoworks_official/ | |
info@eco-works.jp | |
営業時間 | 9:00~18:00 |
保証体制 | 完成保証制度、地盤保証制度、建物瑕疵保証、30年保証制度、工事包括保険制度 |
会社設立 | 2004年4月21日 |
従業員数 | 82名 |
許可・登録 | 国土交通大臣許可(特-28)第24015号 建築士事務所 福岡県知事登録第1-60185号 宅建業許可 国土交通大臣(2)第008140号 |