「豪華なモデルハウスや、他の家族が建てた家の完成見学会を見ても理想の家は見つからない」

Hさん夫妻は、「自分たちが居たい空間」を求めて糸島へドライブ。

お気に入りのカフェの空間をお手本に家づくりに取り掛かりました。

 

モデルハウスや他人の家より
わが家のお手本はカフェにあり

白×ネイビーブルーの建物が真っ青な空に映える。おそらく、初めて通りかかる人は、ここをカフェかサーフショップだと思うのではないだろうか。それもそのはず。「どんな家を建てようか？」マイホームのプランを考えるためにHさん夫妻が起こしたアクションは「糸島のカフェ巡り」だったのだから。「もちろん住宅展示場にも行きましたよ。でも、そこで見られるのは、各メーカーができることをフルラインナップで投入してつくったモデルハウスばかり。営業さんが〝広さもグレードも、実際に建てるときには異なります〞って言うんですから。完成見学会にも誘われましたが、他の人が自分のためにつくった家をお手本にするよりも、自分たちが居ると心地いい空間や好きなデザインを見つけたほうがいいと思って。それで、家族とドライブがてら、いろんなお店を見て回ることにしたんです」。

 

 

小上がりも外観もキッチンも
お気に入りを取り入れて

実際、カフェにはヒントがたくさんあったという。マフィンが美味しいカフェでは、小さな子ども連れでもゆったり過ごせる板張りの小上がりの魅力を発見。サーフビーチの目の前にあるカフェは真っ白な外観が青空に映え、外壁材を縦張りにしたデザインをお手本にしようと決めた。ハンバーグ店には料理をつくりながらフロアを見わたせ、客とのコミュニケーションも弾む長いキッチンカウンターがあり、自宅キッチンのサイズ選びの参考にしたそうだ。

 

 

 

 

お気に入りのシーンの数々を写真に収め、「こんな感じにしたい」と設計士に相談。全体的なイメージは爽やかで海風を感じるようなカリフォルニアスタイルを希望。家族5人がみんなで集まってもゆったりと過ごせるように、LDKは27畳もの広さを確保し、眼下に福岡市内を一望できる方角にはウッドデッキや窓を設けた。「キッチンのそばにある小上がりも、外観もイメージ通り。キッチンは一番大きなサイズを選びましたが、カウンター側に座れるので、天ぷら屋さんごっこや居酒屋さんごっこもできるんです。今は外食に気軽に出かけられないけれど、我が家はおうちごはんが充実しています」。

 

 

 

デザインも住宅性能もいいから
ステイホームも快適

「かわいい家に住みたい」という奥さまの要望で、輸入住宅メーカーを検討していたHさん夫妻は、ネットで調べて見つけた[ブルースホーム]を訪問。「壁にいっぱい飾ってあった設計士さんの手描きスケッチがとても素敵で。それに、出会ったばかりなのに、こんな家を建てたいという私たちの気持ちをくみ取ってくれて会話も弾み、その場でお願いすることに決めました」。

子どもが小さいこともあり、なかなか奥さまは打ち合わせには同席できず、ご主人が中心となって家づくりを進めたとのこと。ご主人が方眼紙に手描きした間取り図をもとに設計士と相談を繰り返し、理想の形をつくりあげていったという。「〝せっかくだからもっとお金をかけてアレもつけたい、コレもつけたい〞が出てくるんです。そんな時も設計士さんは冷静に〝全部にいいものを使えば見栄えがよくなるわけではありません。ここはそこまでお金をかけなくても十分です〞と教えてくださって。こだわるべきところ、こだわらなくても仕上がりに影響がないところを見極めて、余計な予算がかからないようにしてくれるのも助かりました」。

 

新居でステイホームが続く中、HさんはDIYにチャレンジし始めた。自作のリビングのテーブルや収納棚、バルコニーのテーブルセットは素人とは思えない出来栄えだ。「無垢の木でできた家なのに、家具が既製品だったら面白くない。自分でつくったものの方が味がでると思って」と笑顔を見せる。家にいる時間が長いので、住宅性能の高さも実感しているそうだ。「冬は暖かくて夏は涼しい。夏は2階の寝室のエアコンを入れてドアを開けておけば、26度設定で家全体が涼しくなります。デザインが気に入って建てた家でしたが、これほど住宅性能がいいなんて。ブルースホームを選んでよかったです」。