今さら聞けない!?ZEHって何ですか?

新聞や住宅展示場で目にする「ZEH(ゼッチ)」という言葉。「ZEH」の家は良い、というけれど一体何が良いのだろう?そこで、全国の工務店に対してZEHの勉強会を開いている栄住産業の河野さんと原口さんに話を聞いてみました。

ZEHとは

年間の消費エネルギーよりも、ビルや住宅でつくったエネルギの方が大きい、もしくはプラスマイナスゼロになる建物のこと(=ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略)。

なぜ今、ゼロエネルギ ーハウスやゼロエネルギ ービルが 注目を集めているのか?

ここ数年、建築業界を中心に急速に広まっている「ZEH」という言葉。実は国が推し進めている 政策のひとつで、地球温暖化を防ぐために、日本国内におけるエネルギーの消費量を減らしましょうという提案がベースとなっている。竜巻やスコールのような豪雨など、昔の日本では珍しかった様々な自然災害も、今ではあまり珍しいものではなくなっているが、地球レベルで自然災害が増えている今、未来の子どもたちのためにできることは何だろう? そこで「COP21」という2015年にパリで行われた温室効果ガス排出削減策などを協議する会議で、2020年以降の温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を正式に採択した。この結果を受け、日本国内では、2030年度までに温室効果ガスの削減目標をマイナス26%に設定(2030年度比)。特に 1990年代以降、民生部門のうち家庭や業務における消費エネルギーが上昇していることを受け、 政府は2030年度に向けて40%減らそうと動き始めた。

さてここで本題。では、どうやって家庭や業務における消費エネルギーを減らしたらいいのだろうか。
それは、上昇の一途を辿っている一次消費エネルギー(冷房、暖房、給湯、厨房、動力、照明など)を抑えるために、家の断熱性や省エネ性能を上げたり、太陽光発電などでエネルギーをつくることで、年間の一次消費エネルギーの収支をプラスマイナスゼロにしましょうとしているのだ。

2人のプロフェッショナルに聞いてみました!ZEH Q&A

――電気代は、どれくらいオトクになるのか?

ひとつのエアコンで一軒家のすべての部屋をカバーできると話している工務店もいるぐらい、ZEHってスゴいんです。例えば今、家族4人暮らしで月2万円近くの電気代がかかっているとしたら、年間で24万円支出していますよね。35年ローンの家なら、24万円X35年=840万円も払うことになります。でもZEHの家ならば、今まで払っていた電気代の一部を他のことに回すことができるんです。今後、電気代が上がる可能性だってあるし、これから家を建てるならZEHの家の方がオトクだって思いませんか?

――ZEHの家と今までの家、何が違うの?

家の断熱性や省エネ性能が上がることで、エアコンの効きが良くなり、その分電気代が安くなるなど、消費者にとってもメリットが大きい点が最大の魅力です。

――健康面で良いことありますか?

一例ですが、家の中でも寒い場所ってありますよね。その代表格が、廊下やトイレ、脱衣所。高齢者に多いヒートショックですが、これは急な温度差に身体がついてゆかずに起こる現象。ZEHの家はどの部屋にいても快適な温度を保ってくれるので、身体にやさしい家となっています。

――新築でなくリノベーションでも、ZEHを取り入れることができますか?

政府は、建物のリフォームを行うなら省エネに対応したリフォームを行ってくださいと通知を出しています。詳細は、各工務店やハウスメーカーに問い合わせてみてくださいね!