つながり、めぐる循環。

これまで未来工房の住まいを数々取材してきて、感じること。それは、住まい人とつくり手が同じランドスケープを夢見て、描いているということ。
設計士の描く世界にひとつの図面。気持ちを通わせる。ビジョンを描く。そして、一本の木材から、細やかな職人仕事が積み重ねられていくことによって、頭の中で描いていた景色が鮮やかにかたちになっていく。
そんな有機的な循環が未来工房の家づくりの純粋な魅力であり、訪れる度に静かな感動や発見が家中に満ちていることに気づかされる。毎回どんなストーリーが待っているのだろうと、足を踏み入れた瞬間からわくわくさせてくれるのだ。
未来工房の家は、一つひとつが世界にひとつの完全な注文住宅。様々に趣向を凝らした家々なのに、どこか一貫性を感じるのは、その源に健全な素材選びと技術にこだわる家づくりの指針がどっしりと根づいているから。
上質な自然素材と建築を知り尽くした職人による確かな腕が土台にある安心感。そこから建主の希望に沿って、時に洗練や流行の良さも受け入れつつも上手にとり入れながら、新素材の探求やあそびのある冒険心も忘れない。常に、チームでより良い方向へと歩みを続けるよどみのなさが、デザインの多様さ、住まう人の個性や感性を大事にした家々から伝わってくる。
五感をくすぐる木の香りに誘われ、出会うのは、コピーでない、どこにもないオリジナルの住まい。そのご家族のためだけに造られたオーダーメイドの心地よさが「わが家にいるのが一番!」と笑顔でいられる日常の幸せを育み、住まい人たちを輝かせていく。家を建てたその先も、地域に根ざすパートナーとしてつながり合いながら。そんな自然体の循環が未来工房のものづくりの要にあって、その清々しさ、誠実な仕事を目にする度、心動かされてしまうのだ。