敷地と建物をつなぐ
唯一無二のエクステリア

暮らしの中に緑を取り込む「小さな森のつくり方」と ラグジュアリーやモダンをテーマにした「MODE OF GARDEN」。 2つのテーマを軸にブランドを展開し 福岡からトレンドを発信するグリーンクリエイター・小西範揚さんに デザインや空間づくりのこだわりについて語っていただきました。

デザイン性と技術力に加え コスパの良さも大きな魅力

60年以上の歴史を持つ田主丸緑地建設が、エクステリアを手がけるようになったのは、今から10数年前のこと。「以前はお断りしていたのですが、どれだけいい植栽をしてもエクステリアがよくなければ、台無しになってしまうんですよね。植栽+エクステリアからスタートし、プロダクトデザイン、空間プロデュースと、活動の幅が広がってきました」と、小西範揚さん。従来の造園の域には留まらない斬新な発想で、独自の世界観を構築し、確かな技術でつくり上げる空間は、全国や国際規模のコンテストで高く評価され、数々の賞を受賞。現在は、年間500件以上の現場を手がけているが、その一つひとつのデザインは全て小西さんがチェックするという。「まずは現場を見て、その土地に合うデザインを提案します。最初から図面を引くのではなく、感覚でイメージを描いていくんですよ。だから、500件あれば、500通りのデザインになります」。 福岡を拠点に全国区で活躍する小西さん。ゆえに、「お願いしてみたいけど、費用もかかるのでは?」と躊躇してしまう人も少なくないはず。けれど、その心配は無用。田主丸緑地建設は、20ヘクタールという広大な自社農場を持ち、他社から買い付けることもないため、価格を抑えられるという。 業界内でも高く評価されるデザイン性、長年培ってきた技術力の高さ、そして、コストパフォーマンスの良さという3つの要素が揃っていることは、同社の大きな強み。紹介や口コミでその評判が伝わっていくというのも頷ける。 福岡からトレンドを発信する小西さんだが、この夏は監修を手掛けたグランピング施設が大分・由布市にオープンしたという。今後の動きにも注目したい。
プールと壁泉のアウトリビングの提案

グリーンクリエイターが提案する 新感覚のグランピング施設

田主丸緑地建設のグリーンクリエイター・小西範揚さんは、2019年夏、大分・由布市にオープンした新感覚のグランピング施設『COMOREBI』の総合プロデュースを務めた。「従来のグランピング施設とは一線を画し、インテリアや小物にもこだわった環境を整備しました」と、小西さん。用途や好みに応じて4タイプの客室が用意されているが、グランピング施設としては日本で初めて「オーバルテント」を採用するなど、新しいチャレンジが随所に見られる。また、ベッドはシモンズ製、インテリアは海外で買い付けてくるなど、テント内の空間もすべて小西さんがデザインを実施。既存の森との融合、敷地とテントの繋がりなどを意識し、小西さんの世界観を表現している。

綿密に計算され尽くされた デザイン性の高さが魅力!

まるで外にいるかのような開放感の「光の箱」(協力:LIXIL)。天井もオープンになるため、ベッドに横になると真上に満天の星空が広がる
一方、テントやインテリア、景観に加え、料理や施設などの細部にわたって『COMOREBI』ならではのこだわりが垣間見える。というのも、キャンプとえいばBBQがつきものだが、ここでは大阪やパリなどで5店舗のフレンチレストランを展開する「ル・クロ」の黒岩功シェフが監修し、地元・大分産の滋味溢れる野菜などを使ったフレンチスタイルの贅沢なBBQを提案。敷地内には温泉やバーラウンジも完備し、食事後から就寝までの時間を思い思いに楽しむことができる。 また、テレビの情報番組などでも紹介され、注目度がアップしているのが「光の箱」という国内初のゲストルーム。全面&天井は全てガラス張り。室内と自然の境目を極限までなくした空間は、室内に居ながらにして、大自然を独り占めするような感覚に。他の客室から離れた場所にあり、プライベートも守られているので安心だ。 自然豊かな土地があって、そこにテントを建てる従来のグランピング施設とは違い、全体の景観、時間の変化や照明の使い方、客室内から見える風景、その他の施設との繋がりなどを綿密に計算し、小西さん独自の「美の方程式」を駆使したデザイン性の高い新感覚のグランピング施設。グランピング自体、グラマラス+キャンピングを掛け合わせた造語で、豪華で快適な環境を兼ね備えたキャンプのことではあるが、『COMOREBI』 は、その中でも最上級の施設といっ ても過言ではない。 冷暖房完備ゆえ、夏は涼しく冬は暖かい。周りの木々が色づき、食材も豊富になるこれからの季節、『COMOREBI』は、最高のシーズンを迎える。
各客室にはそれぞれデッキがあり、朝食はデッキに設えられたテーブルでいただく。朝の澄んだ空気、フレンチのシェフが監修したスペシャルな朝食で贅沢なひとときを