今、いちばん 知りたい家のこと。
教えてください!

生活の場を整えること それは、家族への思いやり

井関“暮らしを楽しむことを大切に”というメッセージはとても素敵だなと思うのですが、コムハウスでは「暮らしを楽しむ」ってどういうことだと定義されているのでしょう? 田中社長 難しく考える必要はないですよ。例えば、ここに2万円あって自由に使えるとします。そこで、ちょっといい鍋を買ってみようかと考える。きっとその鍋は何年も、大事に手入れをして使えば何十年も家族の胃袋を温めてくれるはずです。そうやって愛着が持てるものを少しずつ選んで、家族の歴史を重ねていく。それが僕が考える、基本的な暮らしの楽しみ方かな。米野さんはどう? 米野 雑誌や映画で見たライフスタイルに憧れて、みたいなことって誰しもあると思うんです。すべて取り入れるのは難しいかもしれないけれど、暮らしに“好き”のエッセンスが加わるとわくわくしますよね。インテリアをご提案するときは、そういう心踊る気持ちを意識しています。「これいいですよねー!」ってお客様と時間を忘れて盛り上がることもしょっちゅうで、こんなに楽しくていいのかな!? と思うことも(笑)。 橋本 そうそう。家づくりも、まずは楽しくないとね。 田中社長 カーテンはこれがいいかなとか、ちょっとグリーンを置いてみようとか…。生活の場を整える行動って、一緒に生活する相手を思いやる気持ちから生まれるんじゃないでしょうか。家を建てる最終的な目的って、家族が幸せに暮らすことだと思うんです。

楽しさをキーワードに 感性が共鳴し合う家づくり

田中社長 僕たちが家づくりやカフェ、インテリアショップ、マルシェを通じて提案してきた「こんなライフスタイルはどうですか?」という想いに共感してくれる方が訪れてくださるのは、とても嬉しいなと思いますね。最近は特にその傾向が強いかもしれません。 井関 入口は違っても、コムハウスが発信する感性に共鳴する人が自然と集まってくるんですね。 田中社長 そうそう、そんな感じ。そして、お客様と一緒になって「より暮らしを楽しむにはどうしたらいいか」を考え、家という形に具現化させていきます。さっき橋本くんも言ってましたけど「家づくりは本来、楽しいもの」なんですよ。お客様には心の底から家づくりのプロセスと、その先の人生を楽しんでほしい。だからこそ、ときには「家を建てるの、ちょっと待った方がいいんじゃないですか?」と提案することもあります。 井関 えっ? ビルダーさん側から「待った」をかけることってありえるんですか? 橋本 普通にありますよ。例えば、家づくりが進むごとにケンカが増えていっちゃうご夫婦とか…。 田中社長 うちのお客様ではごく稀だけどね(笑)。 橋本 資金面や将来的なライフプランに不安がある場合は、それを解消してから先に進みましょうとご提案します。だって、家を建てた結果として、家族との時間を削って働く時間が長くなってしまっては本末転倒ですよね?

家族や友人のような関係 根底にあるのは信頼と安心

橋本 うちの会社はちょっと変わっていて、営業ノルマやマニュアルが一切ないんですよ。目先の契約よりも、長い目で見ていいお付き合いができるかどうかが最優先です。 井関 住宅会社というと、ザ・ノルマ必達! 飛び込み営業!って印象でした(笑)。 橋本 私も入社する前はそう思っていました(笑) うちの場合、まずは暮らしに関する考え方を率直に伝え合って、深い信頼関係を築くところがスタート地点です。家ってどうしてもお引き渡しの瞬間がゴールであるかのように思われがちなんですが、建てた後の時間の方が圧倒的に長いんです。だから、一生の付き合いになることを前提として、お客様と向き合う姿勢を大切にしていますね。 井関 私のまわりで家を建てた友人からは「引き渡し後は営業の人と疎遠になっちゃって…」みたいな話も聞くのですが、それとは真逆の考え方なんですね。 米野 もちろん打ち合わせ中は必然的に密なコミュニケーションを取ることになりますが、建ったから終わり、という考え方はないですよね。 橋本 担当させていただいたお客様とは今でも贈り物やメールのやり取りがありますし、食事やレジャーに招いていただくことも。だからこそ、お引き渡しから何年経っても、気軽に何でも相談して頂けるのだと思います。 井関 なるほど。関係性が近いからこその安心感、信頼があるんですね。今度は米野さん、インテリアコーディネーターの立場で大切にされていることを教えてください。 米野 お客様の言葉の奥にある本当の想いを汲み取ることでしょうか。 井関 深い! すごく興味深いです。具体的にはどんな場面で? 米野 心の奥底にある本音を言語化するって、なかなか難しいことだと思うんです。だから、お客様の言葉をしっかり聞きながらも、鵜呑みにしすぎないように気をつけています。例えばお客様が「ナチュラルなテイストで」と仰った場合、私が思い浮かべるナチュラルのイメージで固定してしまう前に、お客様にとっての「ナチュラル」ってどういうことなんだろう? と考えます。 井関 同じ日本語であっても、日本人全員がまったく同じ意味で使っている訳じゃないですものね。 米野 そうなんです。だから、普段どんなライフスタイルで暮らしているのかな?とか、お洋服はどんなものがお好きなのかな?とか。ヒントを読み解きながら、お客様の本当の想いに辿り着けるようにと心がけています。お客様にとことん向き合い、家族の価値観を大切にできる家づくりに携われて、コーディネーターとしてとても幸せです。 橋本 OBのお客様も見学会に来てくださるんですが、結構な割合で「新しい家も素敵だけど、やっぱりわが家が好き」って言ってくださるんですよね。それが、しみじみ嬉しいです。

流行に左右されない 普遍的なデザインとは?

井関 ずっと聞いてみたかったことがあるんです。デザインや間取りの流行って、どんな風に取り入れているんですか? 米野 私たちがトレンド以上に気をつけているのは、長く住み続けるという視点です。時間が経ってもいい家だと思えるためには、素材のいいものを選ぶことが重要だと思っていて。例えば、無垢材は年月が経つごとに味わいを増していきますよね。 橋本 家族と一緒に、いい形で歳を重ねていける家っていうことだよね。 米野 そうです。まずは、可能な限り本物を使うこと。流行はちょっと引いた視点から見極めつつ、基本の家づくりプラスαの部分で楽しむとバランスがいいのかなって。 田中社長 そういう意味で、うちは大きくトレンドに左右された家は建てていないと思います。その家で暮らす家族の人数もライフスタイルも、住み続ける間に変わって当たり前。そのときどきの気分はファブリックや照明など可変的な部分でも充分に楽しめますよ。カラーリングも極力シンプルに抑えます。生活の背景として飽きがこない、性能と素材のいい家が一番だと考えているんです。 井関 “おしゃれな家といえばコムハウス”という印象は、実は普遍的なタイムレスデザインから生まれていたんですね。ちょっと意外かも…。 田中社長 間取りにも同じことがいえますよ。生活動線を優先すると、土地の形状や家族構成によって、ある程度の王道が導き出されます。そこに、庭や土間との関係性が入ってくるでしょう。どんな風に日々を過ごしたいかを組み合わせていくと、自然と「その家らしさ」に結びついていきます。実はね、究極のところ僕たちはたったひとつの目標に向かって仕事をしているんですよ。 井関 それって…聞いちゃってもいいものでしょうか。 田中社長 もちろんいいですよ。僕たちは、お引き渡しのときに「コムハウスでよかった」と思っていただくためだけに、家を建てています。言葉には出てこなくても、お客様の表情が通信簿になっているというか。今まで、引き渡しの日に不安や不満が残る表情を見たことがない。それは、誇りといってもいいかもしれません。どんな苦労も吹き飛びますし、未だに毎回じーんときます。 米野 すごく分かります。今、私の親友がコムハウスで家を建ててくれているんです。上棟式のときは、感極まって泣いてしまって…。そんなにも心を動かされる仕事って他にないと思います。 田中社長 あのときはびっくりしたよ! 施主さんも泣いてないのに、パッと横を見たら号泣してるんだもん(笑)。 橋本 引き渡しのときに、もらい泣きすることは多いですね(笑)。

少しずつ広がる輪を大切に 人生に寄り添う家づくりを

井関 橋本さんはコムハウスで家を建てられたんですよね。いかがでしたか? 橋本 住宅会社に勤めているので仕方なく…というのは冗談(笑)。 家づくりは、すごくいい経験になりました。米野さんもマイホームを建てている真っ最中ですよね。 米野 実際にお客様の立場で家を建てながら思うのは、自社の家づくりにわくわくできるのってすごいこと! 橋本 以前、久しぶりに会った友人に「橋本は家を売ってるんだよね」と言われて、すごく違和感があったんです。単に家という商品を売っているのではなく、もっと人生に丸ごと携わらせてもらっている感覚ですね。自分が家を建てて、その感覚がより強くなりました。 井関 確かに、コムハウスのもうひとつの顔ともいえるマルシェも、ライフスタイル=人生そのもののあり方を提案されていますよね。 橋本 マルシェは大人の文化祭みたいなもので、やっぱり運営は大変です。でも、お客様をはじめOBのお客様や出展者さん同士も仲良くなっていったりして、熊本に新しい人の輪ができていると思うと楽しみですね。 田中社長 「人生を一緒に築くお手伝いをします。ついでに家も売っています」というとカッコつけすぎだけど。うちのお客様は、本当に家族を大事に思っている方ばかりだから、一緒に大事にさせてほしい。スタッフもお客さんも、同じ輪のなかで笑顔になっていけたらいいなと思いますね。