〝古き良き〟にあふれた
ゆとりの住まいを実現

カチカチカチ…聞こえてくるのは、壁時計の針の音。 家の中には古家具やアンティーク雑貨がたくさん。 大好きなモノが、当然のようにそこにある。 ご夫婦の想いがカタチになった家が誕生しました。

のびやかな暮らしを求め
自然豊かな郊外の土地へ

シンクと作業台に段差を設けたカウンターキッチン。作業台はダイニングテーブルと同じ高さに合わせ、ひと続きにすることができる

 田畑や住宅が点在する、のどかな地域の一角。その小さな川沿いにH邸は建つ。ここで暮らすのはご夫婦と生後9ヶ月のお子さんの親子3人。「窓から見える景色が素敵でしょう? 川のせせらぎが聞こえて心地良いんです」と奥さまが笑顔で話してくれた。結婚当初から家を建てたいと夢を抱いていたHさんご夫婦。挙式後間もなく、気軽な気持ちで展示場に行ったことが家づくりの始まりだったと振り返る。「インターネットで何気なくハウスメーカーを検索した時に、長崎材木店さんのことを知りました。木をふんだんに使った雰囲気がいいなと目に留まって。展示場でお話ししたスタッフさんの人柄が良く、説明が分かりやすかったことも好印象でした」。
 以前は福岡市内のマンションに住んでいたお2人。家も福岡市内を希望していたが、「広さにゆとりがあり、自然が近い」という条件と予算に見合う土地が見つからず、範囲を広げて探した。そうして見つかったのが現在の場所だったという。「駅から離れているので通勤が心配でしたが、シミュレーションしてみたら福岡市内の職場まで1時間少々。悩みましたが、それなら許容範囲だろうということでここに決断。長崎材木店さんに根気よく土地を探していただいたおかげで、理想的な場所に巡り合えました」。

奥さまが管理栄養士の目線でこだわり抜いたキッチン。スムーズに配膳ができるよう、作業台の下に食器棚を設置。庭へと動線がつながり、荷物の出し入れも楽々

おばあちゃん家のような
懐かしく温かな雰囲気に

 完成した家は1階にLDKと水回り、2階に寝室と書斎、子ども部屋という間取り。玄関にはガレージが隣接する。「“おばあちゃん家”のような温かな雰囲気にしたい」というご夫婦の希望を叶えるため、リビングに薪ストーブを設置したほか、縁側が設けられた。床には“うづくり”という凹凸のある加工をした杉の無垢材を採用し、柔らかな雰囲気を演出する。
 特にこだわったという場所がキッチンだ。子育てしながら管理栄養士として働く奥さまが効率よく家事をこなせるよう、コンロとシンクを分けてその分広い作業スペースを確保。パントリーの隣には土間が設けられ、庭から荷物の出し入れができる。「以前はキッチンが狭かったことがストレスで。ここなら思い切り腕をふるえます」と奥さまが喜びの色を見せる。

リビングと縁側は障子で仕切り、和の雰囲気に。柔らかな部屋の雰囲気と上手くマッチしている

レトロな家具が映える
間取りと内装

 ご夫婦の趣味は古家具や古着を集めること。休みの日には蚤の市に出かけて掘り出し物を探しているという。家中のあちらこちらに、ご夫婦が集めた昭和時代の食器棚やランプなどの古家具がセンス良く配され、温かな家の雰囲気と調和する。「間取りや内装は“古家具ありき”なんです。棚がピッタリと収まるよう窓の位置を調整してもらったり、古いテイストに合うよう壁はモルタルにしてもらったり。打ち合わせの際、私たちの好みや趣味についてお話ししたことを上手に汲み取るセンスが流石だなと思っています。〝やっぱりあそこを変えたい〟とギリギリまでワガママを言いましたが、柔軟に対応してもらえたおかげで大満足の家になりました」。今後は庭にウッドデッキを手作りすることが目標なのだそう。H邸には家族のこだわりと夢があふれている。

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