福岡県産漆喰と職人技で描き出す
ヨーロッパの造形美

hit大野城展示場の一角に佇むモデルハウス『CHATEAU(シャトー)』は 2004年の完成以来、ほとんど改修もされておらず 自然素材の経年美を実感することができます。 中も外も職人技で塗り上げられた塗り壁の家の魅力を紹介します。

屋根裏までの吹き上げ天井で開放感たっぷりのリビング。天井に横たわる太い梁と職人がつくったアイアン製の照明が重厚感のあるアクセントに

繊細なデザインを形にする
職人技が凝縮したモデルハウス

ヨーロッパの田舎では、100年以上前に建てられた家が今も現役で使われている。必要に応じて修復されながら、世代を越えて住み継がれる美しくも頑丈なヨーロッパの建築物を現地で見て、それをお手本にして建てたのがhit大野城展示場のモデルハウス『シャトー』だ。「北欧の深い森の中に立つ古城」をテーマに、多角形に張り出したリビング、優美なアールを描く階段の手すり、複雑な小屋組みといった数々の繊細なデザインを職人の高い技術で再現。建物の中も外観も、「人気のファンタジー映画に登場する家のようでワクワクする」と感想を口にするお客様も多いとか。
このモデルハウスの魅力はデザインにとどまらない。構造の頑丈さを重視して、耐震性を高めるために在来の木造軸組工法でなく、建物を面で強固に支えるツーバイフォー工法を採用。さらに、外断熱や二重窓・樹脂サッシの採用で断熱・気密性能をアップ。屋外との温度差をなくすことで身体にダメージを与えるヒートショックを防ぐなど、いつまでも安心・快適に暮らせるよう住宅性能にもこだわっている。

福岡県産漆喰を使って
左官職人が塗り上げた空間

見どころは、左官職人が丁寧に塗り上げた漆喰。つるりと平滑に、あるいは刷毛目を付けながら漆喰を伸ばして仕上げた壁や天井は、光を柔らかに反射。玄関ホールのアールの壁や階段の手すりに見られる曲線美はもちろんのこと、壁と天井、壁と棚の境目までも継ぎ目が分からぬよう塗り込んだノイズレスな仕立ては、まさに職人技だ。内装は15年前のオープン当時のままだというが、塗り壁には目立つひび割れもなく、人の手が触れる箇所は程よく古びた風合いとなり、飴色になった床や梁と相まって経年美を感じさせる。しかも漆喰は湿気や二酸化炭素を吸収し、火に強い特性を持つ。自由なデザインを叶え、丈夫で長持ちして、健康配慮の面でもメリットが多いのも魅力なのだ。

 

デザインと機能を両立した
いつまでも暮らしやすい家

63坪のモデルハウスには大きな吹き抜けが2カ所あるが、エアコンは1階と2階に1台ずつ。夏場は2台、冬場は1階の1台だけで全館冷暖房の快適な環境を実現している。「窓・サッシには断熱性能の高い商品を使っているので、漆喰の調湿効果で湿気の多い夏も洞窟の中にいるように快適に過ごせます。基礎部分の断熱施工も万全なので、冬の寒さも心配いりません。床暖房を検討していた方も、これを体感すると〝これなら要らないね〟とおっしゃるんですよ。太陽光発電など、最近はエネルギーをつくる家が注目を集めていますが、設備は永久に動くわけではないし、メンテナンスも必要です。私たちはそれよりも、建物そのもののつくりや使う素材を工夫して、そもそも〝エネルギーを使わない家〟を建てることを提案しています」とスタッフは説明。モデルハウスはあくまでもデザインや機能の見本。実際の家づくりにどのように反映されているかはぜひ完成見学会に参加して確認してほしい。

玄関は2階までの吹き抜けに、リビングは屋根裏までの吹上げ天井になっている開放的なつくりでも、夏は涼しく・冬は暖かく過ごせる住宅性能が魅力

この建築を手がけた会社