3人兄弟のエネルギーを受け止める
森そのもののようなわが家

家の中を吹く風に乗って木の香りが伝わるS邸。 リビングにはボルダリングや登り棒、2階にはうんていも! 3人兄弟の元気な成長を願う遊び心にあふれた家を [ハウスランド社]とともにつくり上げました。

子どもたちが集まる
ここは〝森のお城〟

初めて訪れたのに、どこか懐かしい。入って数分なのに、ずっとここに居たくなる。S邸にはゲストを気持ちよく受け容れてくれるオープンな雰囲気が満ちている。
ご夫妻と元気に満ちあふれた3人の息子さんたち。5人のご家族が醸し出すウェルカムなムードも、取材班を和ませてくれた。お子さんたちの夏休みには大勢の友達が泊まりに来て、まるで合宿所のような賑わいだったとか。みんな〝森のお城〟とか〝森の宮殿〟と言って、のびのびと家の中を縦横無尽に遊びまくっていたそうだ。
その興奮ぶりの理由も、ページをめくってもらうと分かるはず。なんとS邸には1階と2階を結ぶ小さな吹き抜けにボルダリングと登り棒、2階の廊下にうんていが取り付けられているのだ。
このアイデア、学生時代にはエベレストの登頂にも成功した登山愛好家であるご主人からのリクエスト。身体を鍛えるというよりも、楽しい家をつくりたいという想いが伝わってくる。登って降りてまた登って…息子さんたちは階段を使うより早く、壁や棒を使って1階と2階を行き来する。遊びの中で鍛えられる身体能力、う~ん、これは成長が楽しみだ!

暮らしを楽しむための
アイデアを共にカタチに

リビングからダイニングを眺めた様子。風の通り道を計算して開口部を設けているので、常に気持ちのいい風を感じられる

Sさんご夫妻が選んだ家づくりのパートナーは[ハウスランド社]。自然素材にこだわった日本の伝統的な建築手法を大切に、現代の暮らしに合わせた家づくりに取り組んでいる。筑紫野市にある同社の住宅デザイン研究所「古民家スタジオ 風のくら」を見学したご夫妻は一目で気に入ったという。
「色々なハウスメーカーを回りましたが、ボルダリングや登り棒を設置したいという話をすると、ほとんどのメーカーでは難色を示されました。ところが、ハウスランドさんは『おもしろいですね!』とのってくださった。あれは嬉しかったですね」とお二人。暮らしを楽しむためのアイデアは、お客様と一緒におもしろがってカタチにする。そんな[ハウスランド社]の社風が伝わるエピソードだ。

一 つひとつ納得しながら
決められた、安心の家づくり

[ハウスランド社]が掲げた家づくりのテーマは「たとえ雨の日でも、男の子3人のエネルギーを受け止められるような家」。多少暴れてもびくともしないような頑丈さがあり、走り回りたくなるような仕掛けがあり、同時に森の中にいるような木の温もりも感じられる家である。
建具や床、壁に使うのはもちろん、同社が厳選した自然に還る素材ばかり。塗り壁はスペイン産の漆喰、塗料も自然由来のオイルだ。オリジナルデザインの建具や造作家具は家に調和するだけでなく、息子さんたちがぶつかっても危なくないよう角を丸くするなど安全面での配慮が行き届いている。
家づくりには好奇心旺盛な息子さんたちも参加した。自室のドアの色を自分たちで選んだそうだ。だからS邸は家族みんなで建てた家。「ハウスランドさんは見積もりが丁寧。板1枚から値段が明確なので、安心感がありました。おかげで照明ひとつ、建具ひとつ、壁材ひとつ…すべてにおいて納得しながら決めることができました」と部屋の中を眺めながら奥さま。確かな信頼関係のもと、家づくりが進んだことがうかがえる。
「今年の3月からこの家で暮らし始めましたが、まだ肌寒い時期でも蓄熱ヒーターのおかげで室内はほんわりと温かい。一戸建ての底冷えがまったくないので驚きました。また、マンション時代は息子たちが走り回るたびに静かにしなさいと言い続けていたけれど、今はそんなこと気付きもしないほど。親子ともども、ストレスが減ります」。
生活動線を考慮した間取りは回遊性に富み、光に満ちている。家全体を駆け抜ける爽やかな風や分厚い無垢材の床も気持ちよく、この家に引っ越してからSさんご一家は全員がはだしで暮らしているそうだ。遊びに来た子どもたちがこの家を〝森のお城〟と呼びたくなるのもよく分かる。何しろ雨の日だってへっちゃら、この家の中そのものが森のようなものなのだから。

この建築を手がけた会社

  • 株式会社 ハウスランド社
  • 〒816-0855  福岡県春日市天神山2-83
  • 092-922-8771
  • http://www.h-land.jp