家族の暮らしを楽しく彩る
アンティークリノベーションの住まい

ベビーカーが置ける広いシューズクローク 家族が楽しく集えるLDK ご主人用のパソコンスペース トイレにお気に入りの壁紙を

広々と優しい印象の吹き抜け空間に黒枠の室内窓とシャンデリアが映える。愛用のソファはアクタスのもの。「家族みんなが大好きな空間です」

最上階の間取りを生かして
憧れの人が暮らすような家を

 

市内の中心部に立つマンションの最上階。扉を開けると、にこやかにAさんご家族が迎えてくれた。
ゆったりとしたシューズクロークを配したエントランスから、廊下を抜けて奥に広がるのは、吹き抜けのLDKと2階へと続く階段。最上階ならではの間取りは、まるでマンションに来たことを忘れてしまうよう。
ともにご両親が転勤族で各地を転々としていたというご夫婦。ご主人の転職をきっかけに福岡へ定住して4年ほど。2年前に家づくりについて考え始め、もともとは母校である九大跡地に建てられたマンションを希望していたそうだが願い叶わず。その後、現在の築15年のマンションを発見。「あ、ここ!」と静かな環境も気に入ったお二人。

吊り戸棚に淡いグレーを塗装してシャビーで軽やかな風合いを醸したキッチン。「試験管みたいな照明は主人のセレクトです」

「転勤族だった頃は新築に暮らしていたこともあったので、中古物件をリノベーションしてもいいかなという気持ちになったんです」と奥さまが微笑む。
次に、インターネットでいくつか工務店をあたってみたものの、しっくりこない。そんな時、憧れのライフクリエーター青柳啓子さんの本を参考に、アンティークの家づくりが得意な[うーの家]を見つけた。
「シャビーな風合いの雑貨や家具が好きなんですね。ですから、うーの家さんならイメージ通りですし、私と下の子が少し喘息の気があったので、漆喰や無垢材といった天然素材も嬉しくて。こちらだと確信しました!」。

ノスタルジックでシャビー
テーマは南フランスのような家

家づくりを行なうにあたって、描いたテーマは〝南欧風〟。「前に北欧風の住まいに暮らしていたことがあったので、趣向を変えてみたくて。飾るのが好きなので、ノスタルジックな雰囲気も入れながら、ごちゃごちゃ感が楽しい田舎風の空間にしたいと思いました」と奥さまは明確なイメージを伝えて、間取りを提案してもらったそう。

LDKはアンティーク加工した飾り梁で雰囲気を高めて、キッチンは背面にシャビーな収納棚やレリーフタイルをあしらってオープンスタイルに。カウンターのワークトップはハニカム柄の輸入タイルを選び、洗練された雰囲気もプラス。南フランスのエッセンスが散りばめられた、優雅で可愛らしさもある大人ナチュラルな空間に仕上がった。
聞けば、奥さまのお母様は住宅のインテリアコーディネーターだったそうで、「仕事場を見学したりもしていたんですよ」とのこと。なるほどと、そのセンスに頷けた。

クリスマスや誕生日が嬉しい
愛情あふれるマイホーム

コスト面でも、コーディネート上手な奥さま。もともとあった木製の階段は雰囲気が合いそうと、既存のまま利用してコストダウン。ダイニングの天井には、ガーデンパーティ風に梁に白い布をかけて。「夏場の強い日射しをカットして、さらに冬場の暖房費も抑えられるかなと思って。先日は上の子の誕生日だったので、風船をしばらく飾っていたんですね。この秋はカンテラを飾りたいなと思っています」。

床暖房の入った床は[うーの家]の提案で、アンティーク加工の床材を使って仕上げた。「足元も変わらず温かくて、木色が濃いめなので子どもがキズをつけても気にならないのがいいですね」とご主人。
一昨年の11月末に入居して2年弱。「ここでクリスマスを過ごしたいとお願いしたことが懐かしいです。大きめのツリーを飾って、家族で楽しく過ごせました」と振り返る。

漆喰の表情の変化もA邸の自慢。昼間は自然光を受けてやわらかな質感に。夜は陰影が部屋の雰囲気を全く違うものに。「階段の部分に、〝かまくら〟みたいなニッチを造っていただいたんですね。そこにキャンドルを置いて、ゆらめきを眺めながら、下の子が寝た後に紅茶を淹れて、お兄ちゃんも一緒にカフェタイムなんていう過ごし方もしています」。

ご主人も奥さまが楽しんで家づくりする姿を見て、一緒になって楽しんだそう。大事なのは「自分が好きな要素は何かを見極めること」。「日本や海外のもの、いろいろチェックして分類していくと、〝私はグレーが好きなんだ〟って解ったんです。ですから、グレーをポイントにした色使いを取り入れて、自分と家族に心地いい家をかたちにできました」。

この建築を手がけた会社

  • 株式会社 うーの家
  • 〒818-0132  福岡県太宰府市国分2-1-9
  • 092-408-8082
  • http://www.woonoie.com