大きな出窓に、壁一面の本棚…
憧れの景色を詰め込んだ家

シンプルモダンなデザインに憧れて、家づくりに臨んだMさん夫妻。 設計士とのたくさんの会話で生まれた家には、 デザイン以上の価値がたくさん詰まっていた。

30社近く巡った後で 出合った運命の会社

家が立て込む住宅地の中、高台に姿をのぞかせるM邸。黒いハコを組み合わせた目を惹くデザインの横には、カーポートにご主人の愛車・昭和58年式のランドクルーザー。外観を見るだけでも、住む人のセンスとこだわりの深さが感じられる。  Mさん夫妻は仕事の都合で、結婚後も数年、別居生活。ようやく熊本で一緒に住めることになり、「早く家を建てよう」とすぐに住宅会社を探し始めた。「大きな住宅展示場はきっと自分たちのスタイルに合わない」とウェブや情報誌で調べてデザインが気になった住宅会社を一軒一軒回ったそう。好みだったシンプルモダンな家の施工例を持つ会社を回ること、なんと30社近く。そして最後に訪れたのが[アーキハウス]だった。  それまでもデザインを気に入った会社は何社もあったが、[アーキハウス]の設計士・岩田さんと話して、「建てたい家のことを一番わかってくれている」と直感した奥さま。同じ設計士が最初の打ち合わせから引き渡しまで担当してくれると聞き、さらに興味が高まる。ご主人も「デザインだけでなく、断熱・耐震など機能面の大事さも教えてもらえて、本当に良い家を作ってくれる会社だと思った」と納得したそう。妥協なく会社を探し続けた夫妻が、ついにたどりついた理想の会社だった。  土地もすぐに見つけてくれた。通勤に便利な電車の沿線近くで、奥に入り込んでいて安心。そして何より、南東に開けた高台の立地がお気に入りだった。「土地の丈夫さや、隣家との距離の近さが心配だったけど、不安も一つ一つ解消してくれました」と奥さま。土地の特性をしっかり理解し、隣と目線が合わない設計を徹底。高台の景色を生かした、住宅街の中とは思えない開放的な空間が、この家には広がっている。

こだわって選んだパインの床材は、温かくて足触りが気持ちいい。自然の力を取り込むパッシブデザインの家の魅力が存分に生きている空間

四次元ポケット級の提案力!? 何でも必ず叶えてくれた

奥さまは、この家にどうしても創りたい景色があった。「大きな出窓にカウンターがついていて、そこに子どもが腰掛けている写真。雑誌で見かけたこの一枚に憧れて、これをお願いしたんです」。無茶ぶりかとも思ったが、岩田さんは既成品の大窓に枠を造作してくれた。玄関とLDKの間に、黒い格子に入ったガラス戸を設けたが、この格子も岩田さんがデザインを起こし造作。他にも、キッチンのモルタル、稲妻型のリビング階段…、「雑誌やウェブで見て叶えたいものがあったら、何でも岩田さんにお願いしていました。でも絶対にNOはなかった。すごいアイデアで、何でも叶えてくれたんです」。岩田さんの提案力と引き出しの多さで、夢見た景色が一つ一つ、家に描かれていった。 子どもの豊かな心を 育てる家でありたい  リビングの側面には、天井まで伸びる大きな建て付けの本棚。子どもの頃、本棚が多い家で生まれ育った奥さまがこだわった場所の1つだ。「手持ちの本が多いのもありますが、この子に、本に触れる人生を送って欲しくて」と5ヵ月になるRちゃんをなでる奥さま。打ち合わせの時はまだ生まれていなかった子どもの未来を考え、豊かな情緒を育んでほしいとの想いが、この家にいっぱい詰まっている。2階には絵画を飾るピクチャーレールを設置。優しいパイン材の床や、どこでも家族の気配を感じられる高い吹き抜けも熱く希望したものだ。「娘を1階に寝かせてちょっと2階に上ると、彼女は吹き抜けから見える私の姿をじいっと目で追うんです」と笑う奥さま。まだ赤ちゃんだけど、この家の安心感をじっくり感じているようだ。

対面式でオープンにはしたかったけど、手元は隠したかったキッチン。モルタル塗りの腰壁で、手元をしっかりカバー。オーダーキッチンのようなかっこよさもプラス。満月のような真ん丸照明は、奥さまのお気に入り。シンプルな空間のアクセントに

どこを見てもカッコいい 居るだけで幸せな我が家

普段、料理を作るのはご主人の担当。洗濯機から洗濯物を干すデッキまでの動線を短くしたため、奥さまは洗濯が楽なのが何よりも嬉しいそう。家事が終われば、Rちゃんをみながら出窓デスクで読書をしたり、ソファーでぼーっとしたり…。広さの都合で諦めたガレージの代わりに設けた玄関の広い土間で、時には趣味の自転車のお手入れ。LDKから格子ガラス越しに自転車を眺めるのも、至福の時間だとか。

「この家はどこを見てもカッコいい、それが一番の満足です」と夫婦声をそろえる。色選びで悩んだ1階のダークグレーの壁、白で統一した2階の空間、1センチ単位でこだわったリビング階段、一つ一つ選んだ照明、洗面ボウル、奥さま自らカタログを取り寄せたタイルに至るまで、こだわり尽くしのこの家。「それに、窓の配置がすごく絶妙で自然光や風の入り方が気持ちいい。プロの設計は、やっぱりすごい」とご主人。広さや動線を自在に創る魔法のような空間作りや、自然の風や熱を活かすパッシブデザインも、同社の醍醐味。デザインも、居心地の良さも、すべてのバランスが整っている。「私達は事前にいろんなことを調べて家づくりに臨んだけど、岩田さんはそのイメージ以上の形を作ってくれた。こんなに不満がない家に住めるなんて、本当に幸せ」と奥さま。家族がいつもどこかで繋がっている、温かで居心地良くカッコいい家。夫婦と赤ちゃんの豊かな毎日が、1日1日描かれている。

この建築を手がけた会社

  • 株式会 社アネシス アーキハウス 一級建築士事務所
  • 〒862-0968  熊本市南区馬渡1-15-3-1F
  • 096-285-6580
  • http://www.archi-house.jp