自然とひとつになる住まい
世界でいちばん好きな場所

大木が心地いい木陰ができるように、 陽射しを遮り、室内に涼をもたらす長い庇。 夏は涼しく、冬はあたたかな木の家を [長崎材木店]とともにつくったMさんご一家。 それは自然に溶け込み調和する 美しい住まいです。

長い庇が室内にもたらす木陰のような涼しさ

目にとまるラインの数や位置を徹底的に検討した外観はシンプルで美しい。庭づくりはご主人自ら行った

青空の下、Mさんの住まいは雑木林や畑が広がる土地の一角に、楚々として佇んでいた。柱や建具など目に映るラインを極力抑えたシンプルな外観には、何十年の歳月を経ても飽きの来ない美しさが息づいている。

室内に入り、さらに驚いた。まわりの木立や空の表情をいきいきと切り取る広い開口部。部屋と庭とをゆるやかに結ぶウッドデッキ。その頭上にしつらえられた長い庇は、夏の強い陽射しを遮り、屋内に木陰のような涼しさをもたらしている。

ご夫妻の「できるだけシンプルに、すっきりと」というリクエストに応えた室内も、パイン材や杉材の魅力を巧みに活かす設計だ。特にリビングの勾配天井は、吹き抜けとはまた違うのびやかさがあるように感じる。

家のまわりに自然がある家や、木を多様した家は多いけれど、M邸の場合はまた少しニュアンスが違う。どちらかというと、自然の一部に家が溶け込んでいるような気持ちよさがあるのだ。

屋内と庭とを結ぶウッドデッキ。「部屋の一部のように使っています」。左奥に見えるベンチはご主人の手づくり。親子で色を塗る予定なのだそう

親身になってくれた社員や職人さんに感謝

念願の薪ストーブを取り入れたMさん。奥に見える薪小屋はご主人がDIYで作り上げた

ルアーフィッシングや海釣り、サーフィンなど、大自然の中で遊ぶことが大好きなご主人。家族でキャンプにもしょっちゅう出かけていたという。

「ですから、建てるならやっぱり木の家が良かった。展示会場をいくつか回った中で良さそうだなと感じたのが[長崎材木店]です。塗り壁と木の使い方が気に入ったし、スタッフの家づくりへの情熱にも共感できました」。
また、M邸はご主人の実家の農地を活用して建てた住まい。農地を宅地にする場合の申請は複雑で、とても時間がかかる。M邸の場合、申請が通るまでに1年半を要したという。「長崎材木店の担当の方はそうした問題にもひとつずつ丁寧に対応してくれましたし、頼もしかったですね」。施主とハウスビルダー、互いの信頼のうえに成り立つ家づくり。「工事に携わる職人さんも含めて、みなさん親身になってわが家のことを考えてくださった。その姿勢に感謝です」。

リビングの勾配天井は木肌を見せて、庭との一体感を生みだした

今は家にいる時間が前よりも長くなりました

時には広い庭を小動物が駆け抜けていく。夜にはフクロウの声も聞こえてくる。星空を眺めながらウッドデッキでコーヒーを飲む。この家を建てて、そんな心豊かな時間が家族の日常になった。

「冬は薪ストーブを一度つけると家全体が長く暖かいまま。夏は強い陽射しの影響がなく風通しも良いのでとても涼しいですよ。
以前は毎週のように家族でどこかへ出かけていたけれど、今は家にいる時間が長くなりました。キャンプにも行かなくなりましたね。家がいちばん気持ちいいから」とおふたり。

朝、ロールスクリーンを開けて外を見た瞬間、「ここにずっといたい!」と思うという。しあわせな1日の始まりだ。

大きな開口部からのやわらかな陽射しとそよ風が心地いいダイニングスペース

この建築を手がけた会社