大好きなモノを詰め込んだ家から
奥さまの小さな夢が膨らんだ

末娘が生まれたその日に起こった熊本地震は、 以前住んでいた家を大きく傷つけた。 でもそこから家族は立ち上がり、 家族がつながる温かな家と、 奥さまの小さな夢が、そっと生まれた。

一枚の外観のイラストに
夫婦で一目惚れ

のどかな田園と青い空に映える、三角屋根の黒い家。玄関側の壁は白く、デザイン性の高さが際立っています。「手描きしてもらったこの外観に一目惚れして、アーキハウスさんに決めたんです」と夫妻は微笑んだ。
もともと、ご主人が父から譲り受けた一軒家に住んでいたT様。築30年の家をいつか建て替えようと思っていたが、熊本地震で大規模半壊に。慌てて住宅展示場を見て回るが、どの家もワンパターンに見えて今いちピンとこない。「一生に一度の買い物。好きになれる家を建てたい」と、辛抱強く情報を探した。

広めの玄関ホール。奥は奥さまのネイルサロンへの入口

[アーキハウス]を知ったのは、ネットの画像検索でオシャレな家が出てきたから。「さっそく訪れると、対応してくれたのは設計士の丸中さん。押しの強い営業的な話もなく、安心して話せる雰囲気でした。そこで妻と再訪問したら、外観のイメージ画を手描きしてくれたんです。少し話しただけなのに、私たちのイメージ通りの可愛さ。夫婦で〝ここだ!〟と決めました」。

テレパシーのように
家への想いが伝わった

8歳・6歳の息子と1歳の娘。遊び盛りの3兄弟との暮らしはとてもにぎやかだ。リビングからキッチンの前を通って、洗面所を通り抜け、玄関、そしてまたリビングへ…。ぐるりと1周回れる間取りは、兄弟のかけっこコース。ママの気配を感じながら安心して大はしゃぎしている。「ぐるっと回れる間取りは設計士の丸中さんの提案です。どろんこ遊びで汚れた子達を、すぐ玄関からお風呂と洗濯機へ導けて、すごく楽」と奥さま。リビングから玄関を通って2階へと上る間取りで、キッチンから家全体の気配を感じられる。家族の絆を大切にしたい夫婦の思いが、間取りにしっかりと形づくられた。「プランはほぼ一発OK。こんなにも私たちの想いが伝わるなんて、本当に感激でした」とご主人。

アッシュカラーの壁に、深緑のドアが映える。T様の予算に合うかわいいドアを丸中さんが探してくれたそう

家を建て替えると決めたときから、奥さまはどうしても買いたいデニム地カバーのソファがあった。それを伝えると、丸中さんはそのソファに合う雰囲気にインテリアを作り上げてくれた。アッシュカラーの壁や家具、ちょっと男前な照明、ドアや洗面台の足に至るまで、すべてが夫婦好み。「どうしてここまで、私たちの好きなものが分かるんだろうと、魔法のように感じていました」と微笑む奥さま。最初の訪問から最後までずっと担当してくれた丸中さんにただ頼りっきりでいたら、とてもかわいくて住みやすい家が出来上がった、そんな気持ちなのだそうだ。「2週間に一度は打ち合わせに入っていましたが、毎回楽しすぎて。やんちゃ盛りの子どもたちも、オフィスに常駐している保育士さんにすっかり懐いていたんですよ」。その間、夫婦は一瞬だけ子育てから離れて、家づくりのことだけに集中できたそう。家づくりは、楽しいことに夢中になれる、大切な時間でもあったのだ。

家づくりから生まれた
奥さまのサロン開店の夢

普段はネイルサロンで働く奥さま。家の建て替えが決まった時、「家の中で、自分の小さな自宅サロンを開きたい」と小さな夢が生まれた。設計士の丸中さんに伝えると、間取りプランの中にサロンの空間がつくられた。生活空間から切り離し、お客さんが行きやすいようトイレの配置も工夫。家づくりをきっかけに生まれた奥さまの夢が、少しずつ形になっていった。「まだ準備が整っていないので、自宅サロンの開店はまだまだ先。でも、〝自分だけの場所がある〟ということは、とても誇らしいですね」と奥さま。一方でご主人は家を建てたことを機に、念願だったYAMAHAのバイクを購入。バイクが入るよう少し広めに作ったガレージでケアをするのが、休日のささやかな楽しみだそう。「自分たちの家が好きすぎて、早く帰りたい、家で過ごしたいって思うことが多くなりました」。家族のささやかな日々を、この家が豊かに輝かせている。

兄弟の部屋は将来は2つに分けられるように設計。でも、今はまだ仲良く一緒に過ごしているので、ドアの一つは閉じたまま

あのカワイイ家がうち!
そんな喜びを日々感じて

外出先から帰宅する際、家族で必ず交わす会話があるという。「〝あそこにカワイイ家が見えるね。あれ、もしかしてうちじゃない?〟って親子で話しながら帰ってくるんです。本当に家が大好き過ぎて」と奥さまは照れ笑い。自分たちで飾り棚をつけたり、カワイイ雑貨を買っては飾ったりと、自分たちの手でもっとかわいく育てている最中なのだそう。「家づくりがこんなに自由で、思い通りにできるとは、想像もしていなかった。家づくりが終わったとき、週末の予定がなくなって寂しかったです」とご主人。思い通りに作った大好きな家が、家族の朗らかな日々を優しく守っている。

この建築を手がけた会社

  • 株式会 社アネシス アーキハウス 一級建築士事務所
  • 〒862-0968  熊本市南区馬渡1-15-3-1F
  • 096-285-6580
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