丁寧な暮らしがしっくりとけ込む
いつまでも飽きのこない、シンプルライフ

● 天井を板張りにしたキッチン ● 階段下にオープン棚を ● キッチンや洗面室にタイルを ● キャンプ道具が収納できるシューズクローク

〝家づくりの本〟で見つけた
リノベーションという手段

自然光がたっぷりと心地良くさしこみ、無垢の木の床と塗り壁の白、そこに黒とブルーグレーの落ち着いたカラーが調和するLDKの空間は、スタイルのあるインテリアと相まって、整った美しさを湛えていた。

4人家族のGさん一家の住まいは、築38年の戸建てをリノベーションしたもの。転勤族で広島や九州内を転々としていたものの、お子さんの成長とともに定住を考えるように。
「1年ほど前に『家づくりの本』を購入して、参考にしながら好みのハウスビルダーを周ってみました」。マンションより戸建て派だったご夫婦。ご主人の移動を考えて、インターに近い立地で土地を探したけれど、なかなかいい場所が見つからない。予算のことも考えて、リノベーションに定評のある[タカノホーム]へ。結果、土地付きの中古を買ってリノベーションする方法がベターだと行き着いたそう。

小さくてシンプルな家がいい
軽量鉄骨造をリノベーション

「いずれ子どもも離れるので、小さくてよかったんです。シンプルで飽きのこない家が条件でした」。 中古物件も[タカノホーム]の担当者と一緒に回って、チェックしてもらったため心強かったと話す奥さま。「軽量鉄骨造の家だったので、基礎はそのまま、ブレースやサッシなど既存を残すための制限はありましたが、それも空間の味になっているのではと思います」。

【before】
自然光が射し込む明るいリビングは、家族が寛げる場。構造的に外せなかったブレースと階段の手すりを黒で引き締めリンクさせた【after】

手持ちの家具などを生かせる
家づくりを予算内でカシコく

基本的に1階を生活する空間とし、2階は寝室と子ども部屋で構成。LDKの空間を印象づけるのは、マットなブルーのタイルと天井を板張りにしたキッチンスペース。
「天井の部分は、友だちの家を参考にとり入れてもらったんです」
2重サッシにして壁に断熱を入れた結果、部屋は静かで暖かく、結露もなくなったそう。
ご主人の要望は、階段下のデッドスペースを解消する棚、家族でよく出かけるというキャンプ道具を置けるシューズクローク。

予算と相談しながら、ウッドデッキの面積を半分に削ったり、漆喰をクロスに変更するなど、計画的に予算内で収められたという。
「家具や家電も手持ちのものを大半持ってきました。主人が小学生の時から使っている椅子もあるんですよ。足りないところは造作でお願いして造り足して、新しく買い揃えたものはほぼありません」。リノベ後も、今までの暮らしで大切に使ってきた家具がしっくりなじむ。

これから手を入れたいという庭では、芝張りや畑も始める予定。「新築だと自分が希望する場所に土地を見つけるのが難しかったんですね。中古物件を購入してリノベーションするのも1つの手で、おすすめです」と、穏やかな表情でアドバイスしてくれた。

この建築を手がけた会社