気取りなく自然体で暮らす
注文しない、おまかせ家づくり

ナチュラルテイストも凝った造作も不要。 “理に適った暮らしができる家”を 条件にしたご夫妻の、おまかせ家づくり。 家族の雰囲気に合った住まいが誕生しました。

設計士にゆだねた
「家らしくない家」づくり

黒のリビング階段が空間を引き締め、リビングとダイニングを緩やかに住み分ける役割

斜傾屋根まで全体が真っ白な外観。セメントの階段と木目の扉と、シンプルでミニマムな印象を受けるアプローチから室内へおじゃますると、タイトな玄関からそのまま、2階まで見渡せる開放的なスケルトン空間が広がった。リビング階段と1・2階の手すり部分のアイアンの黒がアクセントになっている。

Hさん一家は、小学生のお子さん3人とご夫婦の5人家族。「小学校の校区内でいい土地があれば…」と家づくりを考え始めたのが2年前。奥さまのお兄さんが設計士だったため、当初は関東にいるお兄さんにお願いしようと考えていたそうだ。

住居に決めた今の場所は、一度は坂の上という点でどうかと躊躇していたところだったそうだが、「バス停に近くて、角地で広い。道幅も広くていいのでは」と思い直したという。「それで、いざ頼もうと思った時に兄の仕事がすごく忙しくて。どうしようかなと思っていたところ、友人が教えてくれたのがタカノホームさんでした」。

ここで、通常なら建主のこだわりや間取り、デザインなどを細かくやり取りしながら決めていくところを、奥さまもご主人も「そんなにこだわりがなかった」と、意外な言葉が飛び出した。
「最初に家族面談があった時に、主人は〝理に適った家〟、私は〝家らしくない家がいいです〟とお伝えしたんです。ナチュラルなテイストとか凝った造作にも関心がなくて、言うならば〝私たち家族の雰囲気に合った家の感じや間取り〟がよかったんですね。そうしたら、タカノホームさんの設計士さんが考えてくださって。出来てきた図面で納得して、後はおまかせしました」。

リビングを交換できる
自由度の高い間取り

昨年9月に図面が出来上がって、入居は今年4月。その間、メールで現状報告を受けながら、本当におまかせ状態だったというご夫妻。
「オーダーとして伝えていたのは、2階リビングにしたいということと、スチール階段とタイルの色、あとはお風呂とクローゼットの広さくらいでした。今は結局、1階をリビングとして利用していますが、将来的には2階をリビングにして、1階を子どもたちのスペースにするのもいいかなと思ってます」

完成した住まいをご主人も奥さまも気に入っているけれど、「注文住宅といえるほどには注文していないので誌面に登場するのは申し訳ないかもしれません」と、奥さまは苦笑い。とはいえ、「家族の雰囲気に合った住まいを」と、すべてを委ねられることもまた、建主のこだわりといえるかもしれない。

美しく生活するなら
取捨選択も住み分けも明確に

見て分かるように、H邸には間仕切りがなく、ブラインドから優しい太陽光と、風が心地よく吹き抜ける。その開放感の分、雑多な物を置けば目に付いてしまうもの。けれど、視線の先の空間はどこを見ても、あまり物がなく、すっきり片づけられている。「私も主人も洋服や靴が好きなので、シューズクロークやクローゼットは広さを充分に取ってもらっています。それ以外も、使うものは好きなものだけ」と、明確な取捨選択が住空間にさらなる心地よさを生んでいる。

また、以前の家では、雨の日に洗濯物をリビングに干さないといけない状態だったそうで、今はそうしたストレスが解消されたとも。
「生活感は出さないようにしたいというのはありました。その点で、子どもたちが散らかしても2階だから来客時も問題ありません」と、動線や機能面も満足しているそう。

建主の「好き」を把握して
内側からかたちにする家

「実家は平屋だったんですが、どこか似てるんですよ」。今回、Hさんご夫妻による〝特別、注文のない住まい〟は少し異例のようにも思えるけれど、奥さまが何気なく話したこの言葉からも、つくり手が心を尽くした様が伝わってきた。
[タカノホーム]では、建主がどんな家族でどんな暮らしがしたいか、ヒアリングに重点を置き、それぞれの好みや生活スタイル、平日と休日の過ごし方などを細やかに把握した上で、家づくりにとりかかる。ご家族のことを理解し、センスを知り得た設計士と担当者がかたちにしていくから、おまかせしても当然リスクは小さくなる。そんな「心ある家づくり」が成功したことを、ご家族の自然体の姿が何より語ってくれているようだ。

駐車場を確保しながら、傾斜を利用して建てた外観もユニークで独創的

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